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トランプ氏当選後初のFOMC、2会合連続利下げ 0.25ポイント 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

利下げペース緩和

米FRB(連邦準備制度理事会)は8日早朝、金融政策決定会合を開き、0.25%の利下げを決定。前回9月(0.5%利下げ)に続く2会合連続の利下げで、政策金利は4.55から4.75%の幅になった。

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は、この利下げを受けて上昇を続け、新たに最高値を更新し76,999ドルに達した。

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FRBの声明では、インフレ率について「いくぶんまだ高いままではあるが、FRBの目標である2%に向かって進展している」と指摘。また、労働市場について「今年に入って以降、おおむね緩和してきた」と述べ、インフレと労働市場の改善を踏まえた利下げ決定であることを示した。

パウエル議長は記者会見で「インフレ率はこの2年間で大幅に緩和した」と述べ、FRBの目標である2%に大きく近づいたことを強調したが、食品とエネルギーを除いたコアのインフレ率はまだ高いとの認識も示した。

米大統領選挙の結果について、パウエル議長は「当面、選挙がわれわれの政策判断に影響を与えることはないだろう」としつつも、「政権や議会による政策が、長期的にはFRBの目標達成に影響する可能性はある」と述べた。

市場では、トランプ前大統領の勝利を受け、追加関税や減税政策がインフレを再加速させる可能性があるとの見方が広がっている。これにより、今後のFRBの利下げペースが注目されている。

ニューヨーク外国為替市場では、パウエル議長の発言を受けて一時1ドル=153円台半ばまで円安ドル高が進行。投資家は、FRBによる利下げペースが緩やかになると見込み、円売り・ドル買いの動きを見せた。

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