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仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大 約3100億円規模=CoinShares

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨投資商品の市況

暗号資産(仮想通貨)投資企業CoinSharesでリサーチ部門のトップを務めるジェームズ・バターフィル氏は17日、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは、20億ドル(約3,100億円)超の純流出だったと報告した。

週次の純流出額としては今年2月以降最大規模であると説明。資金流出の主な要因は、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の不確実性と仮想通貨ネイティブのクジラ(大口保有者)による売却であるとCoinSharesは考えているとした。

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以下のグラフがデジタル資産投資商品全体の週ごとの資金フロー。これで3週連続で資金が純流出したことが示されている。バターフィル氏は、3週間の合計純流出額は約32億ドル(約4,966億円)だと説明した。

出典:CoinShares

また、デジタル資産投資商品全体の運用資産残高(AUM)は10月初めのピークから27%減少し、1,910億ドル(約30兆円)になったとも述べている。

銘柄別のデータ

投資商品への資金フローを銘柄別に見たのが以下の表。前週に続いてビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が純流出を主導したことに加え、今回はXRPとソラナ(SOL)の投資商品からも資金が純流出した。

出典:CoinShares

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また、上記画像の資金フローについてバターフィル氏は今回、安全性を求める投資家の資金が過去3週間で、複数資産を対象にした投資商品に流れ込んだことにも言及。そして、ビットコインをショート(売り注文)する投資商品も同期間、資金が純流入したと指摘した。

これは、投資家が資金を分散させたり、ビットコイン価格の下落を予想したりしていることを示している。

なお、以下は国別に見た資金フロー。バターフィル氏は、地域別に見て広くセンチメント(市場の心理)が悪化しているが、米国の純流出額が全体の97%を占めると説明している。

出典:CoinShares

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