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ロシア最大のビットコイン採掘企業ビットリバー、破産の危機に直面か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットリバーが破産寸前か

ロシア最大のビットコイン(BTC)マイニング企業BitRiver(ビットリバー)が破産につながりかねない危機に直面している。地元メディアが2日に報じた。

スベルドロフスク州仲裁裁判所は1月27日、ビットリバー・マネジメント・カンパニーの98%を保有するフォックス・グループ・オブ・カンパニーズに対して破産管財手続きを開始している。

この動きは、En+グループの子会社であるインフラストラクチャー・オブ・シベリアがフォックス・グループを提訴したことを受けてのものだ。

報道によると、インフラストラクチャー・オブ・シベリアは、フォックス・グループと機器供給契約を締結し、7億ルーブル(約14億円)を超える前払い金を支払った。しかし、機器が到着しなかったため、契約は解消された。

このため、同社は前払い金の返還と延滞金を求めて訴訟を起こした格好だ。その後、イルクーツク地方仲裁裁判所は2025年4月、請求を全面的に認めた。

しかし、フォックス・グループが請求額を賄う資産を保有していないことが判明し、破産申請が提出された。被告であるビットリバーグループの口座は凍結されており、弁護士らは被告の事業が停止する可能性があると警告している。

さらに、別の訴訟では、ロスセティ・シベリアという電力会社が、2024年6月のサービス契約について、ビットリバーから約6万ドル(約930万円)の未払い電気料金の回収を求めているところだ。

2025年末までに、ビットリバー傘下の企業は、訴訟に必要な書類を作成し提出できないほど経営が悪化していた。

ビットリバーは15のデータセンターを所有。総容量は533MW(メガワット)を超え、17万5,000台以上のマイニングマシンを収容しているところだ。

ロシアのウクライナ侵攻後の2022年より、米国は「ロシアの天然資源の収益化に貢献している」としてビットリバーを制裁対象としており、これも事業の足枷になっているとみられる。

関連:SBI、ロシアの仮想通貨マイニング企業ビットリバーとの取引を終了

ロシアのビットコイン採掘事業が成長中

ロシアは、特にウクライナ侵攻後、経済制裁を回避する目的もあって暗号資産(仮想通貨)の利用を拡大してきた。

ビットコインなどのマイニングについても、2024年の1年間だけで大規模マイニング事業者の40%が合法化された。産業マイニング協会のセルゲイ・ベズデロフ理事によると2024年はロシアで35,000BTCが採掘されており、2025年も数万BTCに達していた可能性がある。

Hashrate Indexによると、2026年第1四半期(1~3月)時点で、ロシアのハッシュレートが世界に占める割合は約16%で第2位に成長しているところだ。なお、米国が首位で約38%、中国が約11%で3位、パラグアイが約7%で4位と続く。

ハッシュレートとは

仮想通貨マイニングにおいて1秒間に実行できるハッシュ計算の回数を表す指標。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。

ロシアでは、すでに輸出代金の支払いなどに仮想通貨が使用されている。また、ロシア中央銀行は、適格投資家と一般投資家の両方が仮想通貨を購入できるようにする規制を提案しているところだ。

関連:ロシア、一般投資家の仮想通貨投資を条件付き容認へ

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