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イーロン・マスクのX、仮想通貨詐欺対策に本腰 自動ロック機能の導入で99%抑止目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • Xがプロダクト責任者が仮想通貨詐欺対策の自動ロック機能導入を表明
  • フォロワー1万人超のアカウントが初めて仮想通貨投稿した場合は常にハッキングと判定

X、詐欺対策に本腰

大手ソーシャルメディアプラットフォームのX(旧ツイッター)は、4月2日、プロダクト責任者のニキータ・ビアー氏がX上に投稿した内容によると、アカウント初の仮想通貨関連投稿を検知した場合に自動的にアカウントをロックし、本人確認を求める機能の導入を進めていることを明らかにした。

ビアー氏は「この対策により詐欺行為の誘因を99%排除できるはずだ」と述べ、特にフィッシングメール経由の不正ログインを防ぐ効果を強調した。

また、多数のユーザーを一斉にタグ付けして仮想通貨トークンを宣伝する「コミュニティメンション・スパム攻撃」についても、すでにブロック対応を進めていると説明した。

今回の対策は、Xプラットフォーム上で横行するアカウント乗っ取り型詐欺への直接的な対応策となる。ビアー氏はさらに、「フォロワー数1万人以上のアカウントが、過去に仮想通貨との接点なく突然ミームコインを投稿した場合、それは常にハッキングによるものだ」と指摘しており、影響力の大きいアカウントへの重点的な監視も示唆した。

Xでは仮想通貨詐欺やフィッシング被害が長年にわたる課題となってきた。あるクリエイター戦略担当の業界関係者はフィッシングメール経由でXアカウントを乗っ取られ、乗っ取り後30秒以内にパスワード・メールアドレス・2段階認証がすべて変更されたことを公表。犯人からは4,000ドルの身代金要求を受けたとも明かした。サポートへの問い合わせを2件提出した約1時間の間に、1,300件以上の新規被害案件が記録されていたという。

ビアー氏は、同機能の導入背景としてグーグルがフィッシングメールの根絶に十分な対策を講じていない点にも言及した。Xとしては、外部のメール経由で誘導されたユーザーがプラットフォーム上で詐欺行為に加担させられる構造そのものを断ち切る狙いがある。

今後、Xは仮想通貨関連投稿の自動検知精度を高めながら、正規ユーザーへの誤検知を最小化する仕組みの構築が求められる。自動ロック機能の正式リリース時期や詳細仕様については現時点で明らかにされていない。

関連記事: マスク氏のXに新デザイン責任者が就任、AaveやBase出身者

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