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ソラナNFT市場大手「Magic Eden」、ロイヤリティ保護標準をリリース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Magic Edenのロイヤリティ保護規格

ソラナ(SOL)基盤のNFT電子市場大手Magic Edenは1日、NFT(非代替性トークン)コレクションのクリエイター手数料(ロイヤリティ)をプロトコルレベルで保護する規格「Open Creator Protocol(OCP)」を発表した。

その最大の特徴は、OCPを使用して立ち上がるNFTプロジェクトが、ロイヤリティフリーを採用するマーケットプレイスでのコレクションの取扱いを禁止できることにある。

NFTのクリエイター手数料(ロイヤリティー)とは、売買価格の一部が自動的にクリエイターに還元される仕組みのこと。多くのマーケットプレイスレベルで自発的に設定されてきたが、市場競争の中でロイヤリティーフリーを採用するNFT市場の新興勢力(SudoSwap、HadeswapやYAWWW)がシェアを伸ばしていた。

クリエイター手数料を尊重すると主張していたMagic Edenも市場シェアを守るため、10月にクリエイター手数料を全額支払うか否かを買い手側で選べるオプション(選択型)ロイヤリティ」機能を実装。一方で、ロイヤリティを保護する新しい標準規格を模索する意向を示していた。

関連:ソラナNFT市場大手「Magic Eden」、ロイヤリティ支払いの選択機能を実装

OCPの主な機能には、前述の「凍結権限」、販売総額に応じてクリエイター手数料率が可変する「ダイナミックロイヤリティ」、時間、譲渡回数などに基づいた「トークン譲渡制限」がある。

全体として、OCPによりクリエイターはNFTコレクションの取引ルールを設け、管理できるようになる。ダイナミックロイヤリティにより、高騰したNFTに対して買い手が支払う手数料を抑えることもできるなどきめ細かな販売戦略を設計でき、各プロジェクトのコミュニティ形成につなげやすい。

既存コレクションも利用

また、Open Creator Protocol(OCP)は既存のプロトコル向けに「バーン(焼却)&再ミント(発行)」機能を提供。NFT発行プラットフォーム「Launchpad」でこれまで立ち上がってきた400以上のNFTコレクションも、ロイヤリティ保護を導入できる。

OCPはソラナブロックチェーンのトークン標準に基づいて構築されており、オープンソース化されているため、各プロジェクトはコードを無料で利用できる。Magic Edenは以下のように述べた。

私たちは、コミュニティの採用に基づいて、他の標準を使用するコレクションのロイヤリティを保護することに前向きだ。これは、ロイヤリティを尊重する世界へ戻るための最初のステップだ。フィードバックを歓迎する。

他のロイヤリティ保護プロトコルとしては、ソラナでNFT開発ツールを提供する「Metaplex」が、ロイヤリティの自動収益を可能にするトークン規格「MIP-1」を構築している。MIP-1は23年第1四半期(1-3月)に稼動予定。Magic Edenもこれをサポートする意向を示している。

関連:NFTロイヤリティ問題の打開策、ソラナ「Metaplex」で進展

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