はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

利確売り先行でアルトコイン反落、先物市場の過熱感に警戒シグナル

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比53.5ドル(0.14%)高、ナスダック指数は4ポイント安で取引を終えた。

暗号資産(仮想通貨)関連銘柄は、マラソンデジタルが前日比10.5%安、Riotが5.8%安、Hut8 Miningが12.3%安と大幅反落した。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

関連:日米株式市場、主な仮想通貨銘柄10選

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比1.9%安の1BTC=42,599ドルに。

BTC/USD日足

ビットコイン現物ETF(上場投資信託)をめぐる期待感が相場を押し上げてきた中、慎重な見方も少なくない。

データ分析企業CryptoQuantは、ETFが米SEC(証券取引委員会)に承認された場合、利確売り先行の「セルザファクト(噂で買って事実で売る)」が強まり、1BTC=32,000ドルまで急落する可能性があると警鐘を鳴らした。

ビットコインの短期保有者の含み益は+30%に達しており、これは歴史的にも価格調整前の高水準であるという。また、マイナーの取引手数料上昇は市場価格の修正フェーズに先行することが多く、ここ最近のマイナー売りは上昇傾向にある。

強気相場の調整局面では、ビットコイン価格は短期保有者の実現価格に戻る傾向が見られる。

ビットコインネットワーク上でのトランザクション数の増加は、ブロックごとに処理できるトランザクション数に制限があるため、取引手数料の高騰を引き起こすことがある。

IntoTheBlockのデータによると、BTCの取引手数料はOrdinals(Inscriptions)への関心の高まりに伴い新高値に達した。トラフィック過多になるとmempoolの未承認トランザクションが溜まっていくが、高い手数料を設定してトランザクションを早く処理するインセンティブが高まれば、平均手数料が高騰しやすい。

ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリストは、アークインベストの最終承認期日である24年1月10日までに承認される確率は9割以上と見込んでいる。

データ元:Bloomberg

一方、長期的にはETF承認の影響で新たな巨額の資本が流入する可能性が指摘されるところだ。CryptoQuantは今年10月のレポートで、仮想通貨市場の時価総額は9000億ドルまで急増する可能性があると述べている。

関連:初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコインETF特集

関連:ETF承認期待高まる年末のビットコイン相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI

アルトコイン市場

ソラナ(SOL)やポリゴン(MATIC)など、急騰していた銘柄が反動安に見舞われている。28日には、3280万ドル相当のSOLがバイナンスに送金された。

アルトコインを中心にFunding Rate(資金調達率)が高まる中、警戒する声も少なくない。

下落の影響でレバレッジを効かせたロングポジションがロスカット(強制清算ソラナ基盤のミームトークンも急落している。

Altcoin Sherpa氏は、デッドキャットバウンスのリスクを指摘した。再び上昇気流に乗る可能性はあるものの、調整局面が長引くであろうことを示唆した。

BONKは現時点でも前月比+247%水準にあるが、前週比では26.6%安と利益確定売り優勢となっている。

BONK/USD

関連:2024年、エアドロップシーズンの幕開けか?VC投資動向が示すトークン発行ラッシュの兆し

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶべきトレード知識まとめ CoinPostアプリで個人投資家に優位性を

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/13 火曜日
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。
14:15
韓国大統領選、仮想通貨現物ETF導入公約で実現性高まる
6月の韓国大統領選で与党「国民の力」党と野党「共に民主党」の両候補が仮想通貨現物ETF承認を公約した。人口の約30%が仮想通貨取引を行う韓国で、各党が若年層を含む仮想通貨投資家にアピールしている。
13:45
米SECのアトキンス新委員長、仮想通貨規制改革を明言
米SECのアトキンス新委員長が仮想通貨円卓会議で、旧体制下の「場当たり的」政策を批判し、仮想通貨規制の改革方針を発表した。発行・保管・取引の3分野で具体策を示している。
13:18
ビットコインのデフレ化加速か、セイラーのストラテジー社のBTC買い占めが影響
ストラテジー社のビットコイン購入ペースが市場に与える影響をクリプトクオントのCEOが分析。供給不足とデフレ圧力が強まり、BTCの価格安定化に向けた新たな力が働いている。
12:18
市場予想上回る米中関税引き下げ合意で「リスク選好」強まる 機関投資家の資金流入は4週連続増
トランプ政権の米中関税合意で市場の不確実性が緩和し、日米株式市場では株価が大きく上昇した。ビットコイン(BTC)は10万ドル台維持した。仮想通貨ETFへの資金流入4週連続増加で年初来67億ドルまで到達した。
12:00
ザ・グラフ(GRT)とは?将来性・買い方|Web3時代の検索インフラ
プロジェクトがGRTを選ぶ ブロックチェーンの取引量は日々うなぎ登り── NFT、DeFi、ゲーム、DAO……あらゆる Web3 アプリが生み出すオンチェーンデータは、もはや個…
11:30
米上場のGD Culture Group、440億円超調達でビットコインとトランプコイン購入計画
米ナスダック上場企業GD Culture Groupが最大3億ドルの資金調達を発表。ビットコインと公式トランプコインの購入を含む仮想通貨戦略を展開していく。
11:00
ナカモトとナスダック上場企業、1000億円を調達しBTC保有開始へ
ナスダック上場企業カインドリーMDは、仮想通貨ビットコインのトレジャリー企業ナカモトホールディングスと最終的な合併契約で合意。1000億円を調達しビットコイン戦略を開始する。
10:45
トランプ一族関連「アメリカン・ビットコイン」、ナスダック上場へ前進
トランプ大統領の息子エリック氏が戦略責任者を務める「アメリカン・ビットコイン」がグリフォン・デジタルとの合併契約を締結した。ナスダック上場を目指している。
09:42
米デル、ビットコイン保有提案を拒否 8500億円超の資産は現金・債券で維持
デル・テクノロジーズが全米公共政策調査センターによる58億ドルの現金準備の一部をビットコインに転換する株主提案を正式拒否。マイクロソフトも同様の提案を却下した経緯あり。
08:25
トランプ大統領晩餐会コンテスト終了、TRUMPコイン上位220名が招待へ
トランプ大統領の公式ミームコイン「TRUMP」の運営チームが上位220名の保有者を対象とした晩餐会コンテストの終了を発表。参加者には限定NFTも付与予定だ。
07:55
ナスダック上場企業、ビットコインなど保有の1億ドル規模準備金創設へ
ナスダック上場のアンバーは、1億ドル規模の仮想通貨エコシステム準備金の創設計画を発表。ビットコイン、イーサリアム、XRPなどを保有することや、創設の目的を説明した。
07:40
コインベース株価9%超上昇、S&P500指数入りを好感
米最大の仮想通貨取引所コインベースがS&P 500指数に採用決定。5月19日から指数入りし、発表後に株価が9%超上昇。純粋な仮想通貨企業としては初のS&P 500入りとなる。
07:15
アーサー・ヘイズ「仮想通貨も株も全て買いだ」
著名トレーダーのアーサー・ヘイズ氏が「全て買え」と強気発言。米中が90日間の大幅関税引き下げで合意し、ビットコインは10.4万ドル突破したが、その後反落。
06:20
トランプ大統領のSNS『Truth Social』、ミームコイン発行のうわさを否定
ドナルド・トランプ氏所有のTruth Socialが新たなミームコイン発行を準備していると報じられた。「次のTRUTHは最も重要なもの」との投稿がSNSで物議を醸している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧