はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、ブラックロックのイーサリアム現物ETFの判断延期 業界関係者やゲンスラー委員長の見解は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

予測通りの延期

米SECは24日、ブラックロックの仮想通貨現物イーサリアム(ETH)ETF上場申請の可否判断を45日間と延期した。

ブラックロックは昨年11月に申請をSECに提出し、12月からパブリックコメント募集が始まった。今回の判断によって、次の判断予定日が3月10日まで延期された。

先週、SECはフィデリティの仮想通貨現物イーサリアム(ETH)ETF上場申請の可否判断も延期したが、専門家らは最初の延期より、最終期限となる5月下旬に注目しているようだ。

イーサリアム現物ETFの申請状況については、ブラックロックやフィデリティ、VanEckなど、ビットコインETFを提供している企業が進めている。最初に期限を迎えるのは、HashdexやVanEckのもので、5月の結果発表予定とされている。

関連イーサリアム現物ETFの判断延期、米SEC

ビットコインETFのデビューを受けて、次はイーサリアム現物ETFが承認されると高く期待されているが、JPモルガンは先日、イーサリアムの証券性を明確にする必要があることを理由に、5月にSECが承認するETFを可能性は低いと分析した。

一方、ビットコインETFの出来高が金ETFなどより高く機関投資家の高い需要を反映していることを背景に、Coinbase Institutionalの責任者であるBrett Tejpaul氏は、The Blockのインタビューで、同社の顧客からイーサリアム現物ETFへの関心と熱意があると語り、多くのマーケット・リーダーがその種の商品が市場に登場することに価値を見出すだろうと述べたという。

また、仮想通貨マーケットメイキング企業GSRのリサーチアナリスト、Matt Kunke氏は同メディアに「イーサリアムETFが5月に承認される可能性は75%と予想している。この楽観的な見通しは、グレースケールの控訴での勝利と、それに続くイーサリアム先物ETFの承認に根拠があり、イーサリアムETFの承認が時間の問題であることを示唆している」と話した。

しかし、否定的な見方もある。スカイブリッジ・キャピタルの創業者兼マネージング・パートナーであるAnthony Scaramucci氏は、「2024年にイーサリアムETFが承認される可能性について、我々は楽観視していない。SECは、ビットコインETFの承認において、仮想通貨の大部分を証券法の対象となる投資契約とみなし、単一の非証券商品のETP構造から除外することを明らかにしたからだ」と指摘したという。

SEC委員長のコメント

なお、米SECのゲンスラー委員長は、イーサリアムETFの実現可能性について水曜日に、「2週間前に申し上げたように、ビットコインETFの商品の場合、我々が判断を行ったのは、あくまでビットコインという非証券商品にとどまったことであり、それ以外の仮想通貨に対しても承認するという意味を示唆していると読むべきではない」述べた。

CoinPost 仮想通貨初心者向け特集

イチから学ぶ仮想通貨投資、ビットコインの買い方まで徹底解説 どれを買えばいい?仮想通貨(ビットコイン、アルトコイン)銘柄の選び方
人気銘柄別、日本国内の仮想通貨取引所、おすすめ5選 仮想通貨の仕組み【初心者向け図解】暗号技術と問題点について
暗号資産とは|初心者でも5分でわかる仮想通貨の始め方 Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。
07:25
仮想通貨税制改正案、ルミス議員が「大きく美しい法案」へ修正提案
シンシア・ルミス上院議員がトランプ大統領一推しの予算調整法案に仮想通貨税制改正修正案を提出。300ドル未満取引免税とマイニング・ステーキング報酬の二重課税解消を目指す。
06:55
リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表
リップル社は、XRPLのイーサリアム仮想マシン互換のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。開発者はイーサリアム上のdAppsをXRPLのエコシステムで容易に展開できるようになった。
06:35
イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任
ファンドストラット共同創設者トム・リー氏がビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ会長に就任。同社は2.5億ドル調達でビットコインからイーサリアム中心の戦略に転換。
06:15
米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定
米REXシェアーズが仮想通貨ソラナのステーキング機能付きETFを7月2日から米国市場で開始。価格追従と配当収益を『C法人』構造で実現する画期的な仮想通貨投資商品に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧