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ハック被害のソラナ基盤ドリフト、テザーなどから最大230億円超の支援

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ドリフト、テザーから最大1.3億ドル支援
  • ユーザー損失3億ドル、補償計画進行中

テザー社などが支援

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のブロックチェーンを基盤とする分散型取引プラットフォーム「ドリフトプロトコル(Drift Protocol)」のチームは16日、今月1日に発生した大規模な不正流出被害について現状を報告した。

今回は、テザー社から最大で約1.3億ドル、他のパートナーから2,000万ドルで合計最大約1.4億ドル(約235億円)の支援を受けると説明。これからユーザーへの補償計画設計やセキュリティ強化、監査を進め、再稼働につなげようと取り組んでいる。

ドリフトプロトコルの不正流出を巡っては、発生当初から大きな注目を集めている。これまでも原因の調査が進められており、5日には、今回の事件の原因が半年以上かけて綿密に構築された組織的な潜入工作であったことが判明したと発表していた。

関連記事:Drift Protocolハック、北朝鮮系ハッカーが関与か 半年にわたる潜入工作が判明=公式最新報告

ソラナ基盤のDrift Protocolが被害を受けた大規模ハッキングの調査報告が公開された。調査により6ヶ月以上かけてビジネスパートナーを装い内部の信頼を獲得する巧妙な潜入工作が明らかになり、北朝鮮系ハッカー集団「UNC4736」の関与の可能性も示唆されている。

今回の発表では最初に、法執行機関や科学捜査企業との調査、ユーザー補償計画の設計、再稼働に向けたプラットフォームの構築を並行して進めていると説明。そして、最も優先しているのはコミュニティであることを強調した。

関連記事:ソラナ基盤のDEX「stabble」、資産の出金を呼びかけ 北朝鮮IT労働者がプロジェクトに関与か

仮想通貨ソラナのブロックチェーン基盤のstabbleは、全てのユーザーに対し一時的に流動性を引き出すように呼びかけた。北朝鮮IT労働者とされる人物がstabbleに関与していた模様だ。

支援金の用途

上述した経済的な支援については、まずは取引の収益の大部分とともに、ユーザーへの補償に使用すると説明。現時点でのユーザーの損失は約3億ドル(約470億円)に上る。

発表では、現在も不正流出した資産の追跡・回復に取り組んでいるとも説明した。

今回支援される資金の用途には、1億ドル規模の収益連動型の信用枠、エコシステムへの助成金、マーケットメイカーへの融資が含まれると述べている。

他にも、再稼働時には決済レイヤーをステーブルコインUSDCからテザー社のUSDTに移行するとも説明した。テザー社はマーケットメイカーとともに市場の流動性をサポートする予定だという。

マーケットメイカーとは

常に市場で取引が円滑に行えるようにするために、資産を継続的に売買して流動性を提供している業者のこと。日本語で「値付け業者」とも呼ばれ、買値と売値のわずかな差額で利益を得るなどして事業を行っている。

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