Mina Protocol(MINA)の概要
2017年設立のMina Protocolは、米サンフランシスコ発のブロックチェーン開発企業だ。世界中のどこからでも、どんなデバイスでも利用できる軽量ブロックチェーンを基盤としたインフラを開発している。
Mina Protocolの特徴
Minaではすべての参加者がフルノードとしての機能を持ち、誰もがコンセンサスに参加してブロックチェーンを管理できるものの、そのプロセスにおいて高額な高性能マイニング用コンピュータを必要としない。
Mina Protocolでは、利用者がどれだけ増えても、ブロックチェーン自体が常に同じサイズを維持する仕組みを採用することにより、プロトコル参加者はネットワークの同期や検証を素早く行うことができる。
Minaブロックチェーン自体のブロックサイズは約22kbで固定されており、データサイズはツイート2つ分のサイズに過ぎない。Minaはその軽量さから、誰もがピアツーピアで接続し、チェーンの同期と検証を素早く行うことができるのが特徴だ。
MINAトークン
MINAトークンとは、Minaブロックチェーンのネイティブ通貨であり、Minaブロックチェーン上でブロックを生産したり、ステーキングするために用いられる。
MINAトークンは、供給上限のないインフレ通貨であり、発売時には最大で合計10億MINAトークンが配布され、8年間で完全にロックが解除される計画となっている。
また、マーケットプレイスの「Snarketplace」を介してブロック生産者およびSNARK生産者がSNARK証明を売買する際に取引する通貨となる。
資金調達
Minaはまた、世界的投資機関からの投資を受けており、アジア地域における戦略的投資ラウンドで1,090万ドルを調達。このラウンドを共同リードしたのは、Bixin VenturesとThree Arrows Capitalなどだ。
Minaの開発元であるO(1)Labsは、2018年5月にもシードラウンドで350万ドルを調達済みで、その後、2019年4月にはPolychain、Paradigm、Coinbase Venturesなどを含む有力な投資家から1500万ドルのシリーズAラウンドを調達していた。