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Mina財団、21年の年次レポートで保有資産など初公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Minaの年次報告書

世界最軽量のブロックチェーン「Mina Protocol」を提供するMina財団は5日、去年2月の発足以来、初となる年次レポートを公開した。

「Transparency Report(透明性レポート)2021」と銘打たれたこのレポートでは、2021年におけるトークンの運用状況やプロトコル開発の進捗などのデータが記載されている。また今年2022年からは、四半期ごとに新たな追加レポートが発表されることも明らかにされた。

MINAトークンの供給状況

レポートによれば現在、Mina Protocolの発行する「MINAトークン」はバイナンス、クラーケン、Coinlist、OKEXなど海外の大手取引所に上場しており、21年11月のレポート作成時点では約3億トークンが市場に流通している。

MINAトークンは、Minaブロックチェーン上でブロックを生産したり、ステーキングするために用いられ、マーケットプレイスの「Snarketplace」でも取引される通貨だ。本稿執筆時(22年1月)において、MINAトークンの時価総額は全体の81位となっている。

MINAトークンは供給上限のないインフレ通貨として、初期に最大で合計10億MINAトークンが配布された後、毎月一定数のロックアップされたトークンがアンロックされ、今後8年間で完全にロックが解除される計画となっている。

ロックアップとは

ロックアップは、「鍵を掛ける」と同義。ロックアップされている暗号資産は、設定された一定の期間にわたって引き落としや取引をすることができない状態となる。

▶仮想通貨用語集

Minaコミュニティの遷移

また、Mina Protocolには75,604のユーザーアカウントが存在しており、財団設立時から21年11月時点までのユーザー数の増加は、以下のグラフの通りだ。

財務概況

Mina財団の財務状況についてもレポートで言及されており、保有されている資産としては以下の通貨と額が公開されている。

  • MINAトークン:59,000,000MINA
  • 米ドル:13,000,000USD
  • USDC(USDコイン):14,500,000USDC
  • USDT(テザー):300,000USDT
  • 助成金

    Mina財団は、エコシステムにおいて貢献をしたコミュニティメンバーに、助成金として合計約240万MINAトークンを配布したことも公開。トークンはプロトコルのテスト、コンテンツの作成、ユーザーサポート、イベントの開催、ツール構築などに貢献したメンバーたちに授与された。

    助成金を受け取った対象者の国籍は35カ国以上に渡り、その内61%以上は、開発者やプログラマーではなく、空き時間に趣味でプロトコルに参加している人たちとのことだ。

    Mina財団はその中でもリソースの構築やコミュニティツールの改善、専用コミュニティの立ち上げなど、インパクトの強い貢献をしたメンバーにコミュニティ助成金を授与しており、その成果が以下のものとなる。

  • Minaノードモニター:ノードオペレータ用ツール
  • Staketab’s Block Explorer および Validator’s Dashboard:ブロックチェーン管理ツール
  • MinaCrypto.com:最新情報、ツールディレクトリ、コミュニティメンバーのプロフィールなどが掲載されたウェブサイト
  • Mina (Better) Uptime Leaderboard:Minaデレゲーション・プログラム参加者向けツール
  • MinaProtocolCommunity: 音声通話、ポッドキャスト、クイズなどの企画を行うコミュニティ主導のTelegramグループ
  • Mina Pool Payout Scripts:Minaブロックの生産者が代表者にペイアウトを送付するためのツール
  • 今後のMina

    今回のレポートでは、Mina財団のモットーとして「リソースの戦略的かつ公平な配分」「ネットワークの安全性および健全性の確保」「プロトコル参加者のサポート」などが挙げられた。

    Minaはこれからのエコシステム拡大に関して、「幅広い参加者コミュニティが、基盤となるブロックチェーンを管理できるような手段を提供し、プロトコルの成功に合わせて、コミュニティがインセンティブを得ることができるよう努力する」としている。

    またMinaでは今後、モバイルおよびウェブでのフルノード実行、そして分散型の投票や意思決定を可能にするDeFi(分散型金融)オンチェーン・プロトコルも2022年中に実装予定だ。

    関連:プライバシー性の高い分散型アプリケーション「Snapps」とは

    Mina Protocolについて

    Mina Protocolは、2017年に米サンフランシスコで設立された「O(1)Labs」が開発するブロックチェーンだ。世界中のどこからでも、どんなデバイスでも利用できる軽量ブロックチェーンを基盤としたインフラを開発している。

    Minaの特徴は、高額な高性能マイニングコンピュータを必要とすることなく、すべてのプロトコル参加者がフルノードとしての機能を持ち、ネットワークの同期や検証を素早く行えることだ。

    Mina Protocolでは、利用者がどれだけ増えても、ブロックチェーンの各ブロックサイズは約22kbで固定されており、その軽量さから、誰もがピアツーピアで接続することが可能。

    関連:誰もがノードとして参加できる軽量型ブロックチェーン、Mina Protocolとは

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