インターネットコンピュータ(ICP)|投資情報・リアルタイム価格チャート

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07/17 (水)
バイナンス、2種類の通貨ペアを7月19日に取扱い中止へ
バイナンスは2024年7月19日12時に2種類の通貨ペアの取扱いを中止する。詳細な暗号資産(仮想通貨)ペア一覧と、インターネットコンピュータ(ICP)について解説。
CoinPost
06/12 (水)
韓国ビッサム、仮想通貨「ICP」新規上場予定
リスティングの対象仮想通貨銘柄は、DFINITYの「ICP(インターネット・コンピューター)」で、韓国ウォンとの通貨ペアで韓国時間12日17時より提供を始める。
CoinPost
05/19 (日)
週刊仮想通貨ニュース(+アジア特集)|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨やJ・ドーシー氏の発言に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
CoinPost
05/11 (土)
日本代表団、スイスのDFINITY本部を訪れる 「Internet Computer」の革新性を解説
平将明氏および加納裕三氏を含む日本の代表団がDFINITY本部を訪問。DFINITYが推進するInternet Computerは、高速で広範なブロックチェーンベースのプラットフォームで、スマートコントラクトとデータシャーディングにより、効率的なWeb3アプリの開発を可能にする。
CoinPost
01/12 (金)
ビットコインのレイヤー2でEVM互換性を備える「Bitfinity」が700万ドル調達
Bitfinityが700万ドルを調達、ビットコインのEVM互換レイヤー2ネットワーク、OrdinalsやBRC-20向けdApps基盤として注目。主要投資家はPolychain Capital等。テストネット段階でメインネット開設を控える。高速トランザクションとブリッジセキュリティが特徴。
CoinPost
01/05 (金)
米SEC、コインベースとバイナンスに対する訴訟でTerraform Labsの判例を引用
米証券取引委員会は、米大手仮想通貨取引所コインベースに対する訴訟で、追補判例通知を提出。Terraform Labsの最新の判例を考慮するよう、裁判所に求めた。また対バイナンス訴訟においても、同様の追補判例通知を提出した。
CoinPost
11/21 (火)
Dfinityと分散型AI企業SingularityNETが提携 dAppsが大規模言語モデルにアクセスへ
分散型コンピュータプラットフォームICPを提供するDfinity財団は、分散型AI技術企業SingularityNETとの提携を発表した。
CoinPost
04/04 (火)
ビットコインのユースケース拡大へ Dfinity、「ckBTC」のローンチを発表
Dfinityは、仮想通貨ビットコインに1:1で裏付けられた独自トークンckBTCが正式にローンチしたことを発表。ビットコインのユースケースが拡大することが期待されている。
CoinPost
03/29 (火)
techtec、新たな「Learn to Earn」プロダクト開発で資金調達
教育分野に特化したブロックチェーン関連企業techtecは、新たな「Learn to Earn」プロダクトの開発に向けて、複数の大手ファンドから資金調達をしたことを発表した。
CoinPost
01/25 (火)
Dfinity財団、ICP初の分散型取引所「Sonic」を発表
Dfinity財団は23日、ネットワーク初の分散型取引所Sonicをローンチしたと発表した。Sonicはガス代無料でトークンスワップと流動性マイニングを提供する。
CoinPost

Internet Computer(ICP)の沿革

インターネットコンピュータ(ICP)は、従来の中央集権的なクラウド・コンピューティング・プロバイダーに依存するブロックチェーンとは異なり、「従来のITを必要とせず、ブロックチェーンのみで動作するワールド・コンピュータ」として設計された。AWSやGoogle Cloudのような特定企業が独占するクラウドコンピューティングサービスからの脱却を目指している。

Internet Computer(インターネット・コンピュータ)は、スイスのチューリッヒに本拠地を置く非営利組織であるDfinity財団により、2016年10月に設立された。

Dfinity財団は、暗号学者および分散型システム・プログラミング言語の専門家たちで構成され、合わせて10万近くの学術引用と200の特許を保有している他、エンジニアにはグーグルなどの大手IT企業で経験を積んだメンバーを擁する。

Dfinity財団は、Andreessen Horowitz(a16z)やPolychain Capitalなどの著名なベンチャーキャピタルや、初期のEthereum支持者数名から、2018年に総額1億2100万ドル(約137億円)を調達したことで話題となった。

Internet Computerは、AWSやGoogle Cloudのような、特定企業が独占するクラウドコンピューティングサービスへの依存からの脱却を目指すプロジェクトとして開始された。

技術面では、世界中の独立したデータセンターから提供される計算リソースをICP(Internet Computer Protocol)でまとめる。2021年5月、Dfinity財団は完全分散化に向け、Internet Computerをパブリックドメインへと移設した。Internet Computerのすべてのソースコードが公開され、数万人のコミュニティメンバーがInternet Computerネットワークを(ICPトークンを用いて)管理できるようになった。

Internet Computerの特徴

Internet Computerの設計は、従来のWebサービスとは一線を画するブロックチェーンベースのプラットフォームである。スマートコントラクト(キャニスターと呼ばれる)を活用し、シャーディング技術によってブロックチェーンデータと処理を分散させ、スケーラビリティと効率を大幅に向上させる。

この構造により、DappsやDeFiに留まらず、AI・機械学習による画像分類のような計算量とストレージ要求が高いアプリケーションも完全にオンチェーンで実行できる。

ICPのスマートコントラクト

Internet Computerのスマートコントラクトは、従来のWebリソースのホスティングも可能であり、バックエンドとフロントエンドの両方を完全にオンチェーンで実行するWeb3アプリケーションの開発が行える。

HTTPリクエストを通じて、他のブロックチェーンのRPCノードやWeb2サーバーとのやり取りも可能なため、スマートコントラクトでイーサリアムなど他のブロックチェーン上のスマート・コントラクトを呼び出すことができる。

ユーザーはICP DEXを通じてETHを数セントで送受信できる。このプロセスは1-2秒で完了し、BTC/ETH間でのトラストレススワップをほぼガス料金0で行うことが可能。 出典:Dfinity

2022年末には、ビットコインとの統合がメインネットで開始され、ビットコインによって 1:1で裏付けられたChain-key Bitcoin(ckBTC)がローンチ。23年にビットコインOrdinalsマーケットプレイス「Bioniq」も立ち上がった。

23年末には、イーサリアムとの統合により、Internet Computer上でckETHやckERC-20トークン(例:ckUSDCやckUSDT)が使用可能になるなど、幾多の成果を挙げている。

ICPトークン

ICPトークンに関しては、Internet Computer上で構築されたスマートコントラクトサービスを利用する際に重要な役割を果たしている。ICPトークンはガバナンストークンとして利用され、ガバナンス権の行使やステーキングが可能である。また、ユーティリティ・トークンとしても機能し、キャニスター・スマートコントラクトの計算や保存のための「サイクル」を獲得するために使用される。さらに、計算やストレージを提供する「ノードマシン」プロバイダーへの報酬としても使用されている。

ICPトークンの時価総額は8,547億円に達し、市場ランキングで24位に位置している(2024年5月時点)。このトークンは、米国のCoinbaseや世界最大規模の暗号資産取引所(Gate.io、Binance.comなど)での取引が活発だ。

現時点では、ICPは国内の取引所に上場していないが、海外や分散型取引所で取引が可能。購入するためには、まずメタマスクを用意し、国内の取引所でイーサリアム(ETH)を購入。その後、購入したETHを自分のメタマスクウォレットに移し、関連する分散型取引所でICPを購入できる。

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