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Dfinityと分散型AI企業SingularityNETが提携 dAppsが大規模言語モデルにアクセスへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 

dAppsの大規模言語モデル活用促進

分散型のクラウドコンピュータ・プラットフォーム「インターネットコンピュータ」を開発するDfinity財団は21日、分散型のAI(人工知能)技術企業SingularityNETとの提携を発表した。

「インターネットコンピュータ」上で構築される分散型アプリケーション(dApps)が大規模言語モデル(LLM)にアクセスできるようにする動きとなる。

SingularityNETは、Dfinityの提供する「インターネットコンピュータ(ICP)」ブロックチェーンを、自社のAIツール市場に統合する計画だ。これにより、開発者はICPブロックチェーン上のスマートコントラクトでAIモデルを実行できるようになる見込みである。

両社は、大規模言語モデルのトレーニングパラメーターの改ざん防止機能も強化され、オープンソースになるとしている。

Dfinityが進めているインターネットコンピューター(Internet Computer Protocol:ICP)は、AWSやグーグルクラウドのような、大手企業にクラウドコンピューティングサービスが集中・依存している状況から、分散型へ脱却することを目指すプロジェクトだ。

世界中の独立したデータセンターから提供される計算リソースを集約し、アプリケーションサービスなどを実装できる分散型ネットワーク(インターネットコンピューター)の構築を行っている。

関連:初心者でもわかるDfinity(ICP)とは|仕組みや特徴を解説

関連:Dfinity財団、ICP初の分散型取引所「Sonic」を発表

dAppsとは

オープンソースのブロックチェーンを利用して開発されるアプリのこと。「Decentralized Applications」の略で、日本語では「分散型アプリケーション」と呼ばれる。中央集権的な管理者がいないことが大きな特徴。最も普及しているのがイーサリアムのブロックチェーンで、ゲームや分散型取引所(DEX)などのアプリが開発されている。

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民主的な分散型人工知能を

Dfinity創設者のドミニク・ウィリアムズ氏は、次のように説明した。

今回の提携により、評判の高いSingularityNETのシステムやガバナンスフレームワークを導入することで、ICPプロトコル上に開発・展開される分散型AI(DeAI) モデルの透明性や信頼性が強化される。

SingularityNETは、民主的で包括的な分散型の汎用人工知能(AGI)を開発することをミッションにしている企業だ。大学で、数学やコンピューターサイエンスを教えていたBen Goertzel氏らが創設した。

カルダノやバイナンスの決済部門「Binance Connect」、データの資産化を目指す「Ocean Protocol」らともパートナーシップを締結している。

さらに、開発者がAIサービスを販売できる電子市場も運営しており、今回その市場が「インターネットコンピュータ(ICP)」ブロックチェーンを導入する格好だ。

関連:「GM Radio」 次回は分散型AIプロジェクト「SingularityNET」が参加

ウィリアムズ氏は、提携において最も重要な目標の一つは、両社のプラットフォームの強みを組み合わせて、有益で透明性があり、信頼できる分散型AIアプリケーションの開発と展開を可能にすることだと話した。

SingularityNETのベン・ゲーツェルCEOは、AIが今後数年以内に人間レベルの汎用人工知能を達成するだろうと推測する専門家が多いと指摘した。その上で次のように続けている。

エリートグループ、ビッグテック企業、政府機関によって所有・管理されない分散型ネットワークにより、最も先進的なAIシステムを利用できるように取り組むことが非常に重要だ。

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