イーサリアム（ETH）｜投資情報・リアルタイム価格チャート

株やビットコインなど金融相場のターニングポイントとなり得る次回CPI（米消費者物価指数）を控え、仮想通貨市場でも様子見基調が強まった。アルト市場ではSECが提訴したクラーケンのステーキング問題の影響で、イーサリアムなどPoS通貨売りが先行している。

今週は、仮想通貨イーサリアムがステーキングの出金テストに成功したことを書いた記事が最も多く読まれた。このほか、クラーケンの証券法違反やプロの相場解説など、一週間分の情報をお届けする。

仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンの次期アップグレード「上海」について、テストスケジュールが更新された。まずはSepoliaで2月28日の上海実装を予定している。

米国の仮想通貨取引所クラーケンが提供するステーキングサービスは、SECに無登録証券として起訴された。クラーケンに限定したものなのか、米企業によるステーキングサービスにも影響するのかといった議論に発展している。

本日のニューヨークダウは反発したが、IT株などの売り先行でナスダックは続落した。次期日銀総裁については日銀の元審議委員で経済学者の植田和男氏を起用する意向が固められた。

CPI（米消費者物価指数）控え売りが先行する中、年初から好調に大きく上昇していた仮想通貨市場は一転。ビットコインやイーサリアムが急落した。SECが米国の老舗取引所を証券法違反で提訴したことで、ステーキング可能なPoS通貨は新たな試練を迎えた。

本日のニューヨークダウやナスダックは続落。利上げ継続への懸念は根強い格好だ。コインベースはライバルのクラーケンのステーキングサービス中止などを受けて株価が大幅に下落した。

コインベースのブライアン・アームストロングCEOは8日「米証券取引委員会がステーキングを禁止しようとしている」との噂について投稿。3月のイーサリアムShanghaiアップグレードの前に不穏な空気になりうるか。

本日のニューヨークダウやナスダックは反落。グーグルの親会社アルファベットの下げが目立った。消費者向けAI分野での競争にはマイクロソフトやグーグルの他、アリババなども参戦してきた。

リキッドステーキングの最大手プロトコルLido Financeは、次期アップグレード「Lido V2」の計画について発表した。仮想通貨イーサリアムの出金機能、及びネットワーク分散化に向けた重要な機能更新が予定される。