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シークレット・ネットワーク(SCRT):旧エニグマ(ENG)|投資情報・リアルタイム価格チャート

基礎情報

シークレット・ネットワーク(SCRT):旧エニグマ(ENG)の概要

シークレット・ネットワークとは、スマートコントラクトのデータプライバシーをデフォルトで備えたブロックチェーンを開発し、ネイティブトークンである「SCRT」を発行するプロジェクトだ。

コンセンサスプロトコルとしてはPoSネットワークを採用。SCRTトークンはステーキングやガバナンス、ネットワークの手数料として使用される。

スマートコントラクトの秘匿化

エニグマ・プロジェクト(ENG)からリブランディングされたシークレット・ネットワークは、ブロックチェーンにプライバシーをもたらすことを使命としており、スマートコントラクトの秘匿化に焦点を当てている。

データを暗号化することで、秘匿性を保ったままスマートコントラクトを実行する「シークレット・コントラクト」の開発が、シークレット・ネットワークの中核の一つとなっている。

スマートコントラクトに秘匿性を持たせるために採用されたのは、Intel社との技術提携で実現した最先端のハードウェア技術だ。TEEと呼ばれるCPU内部の特殊な領域で計算を行うことで、外部から観測を不可能にし、さらにTEE内部で復号して計算処理がされる。

これによりエンドツーエンドの暗号化が可能になり、データのプライバシー保護につながる。

リブランディングの経緯

シークレット・ネットワークの前身であるエニグマ・プロジェクトは、2017年に実施したICOで仮想通貨ENGを販売し、50億円相当の調達に成功し注目を浴びた。

しかし、その後ENGが有価証券にあたるとの米証券取引委員会(SEC)の申し立てを受け入れ、50万ドル(約5600万円)の罰金を支払っている。

SECとの話し合いが決着したことを受け、20年2月13日、20超のバリデータが稼働するエニグマ・メインネットのローンチも発表。プロトコル面ではイーサリアム基盤からCosmos SDK/Tendermint基盤のブロックチェーンへと変更し、ネットワーク内のユーティリティトークンとしてシークレット(SCRT)が新規導入された。

公式ブログでは、新たなトークンSCRTと、有価証券とみなされた仮想通貨ENGを、規制に準拠しつつ交換する方法を模索中だと説明している。

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