OKB(オーケービー)の概要
OKB(オーケービー)は、大手仮想通貨取引所OKCoinを運営するOKGroupが発行する仮想通貨だ。日本法人の仮想通貨取引所OKCoinJapanは、2020年8月にサービスを提供開始し、2021年6月にOKBの取扱いをスタートしている。
OKBは、グローバル展開する暗号資産取引所OKEx(オーケーイーエックス)のユーティリティートークンであり、「取引所トークン」として分類される場合もある。スマートコントラクトの共通規格であるイーサリアム基盤の「ERC-20」規格で発行されている。
特徴
その価値を担保するための特徴として、3ヶ月毎に一定量をバーン(焼却)する仕組みを採用。これにより、市場流通量(循環供給量)が減少することで希少価値が高まることに繋がっている。
OKBの発行上限は、10億枚に設定されているが、20年2月に独自ブロックチェーン「OKExChain」上で、公式DEX(分散型取引所)の「OKEx DEX」をテストローンチした際、未発行の7億OKBをバーンした。
機能
独自ブロックチェーンの「OKExChain」は、大規模な商用アプリケーションの開発促進を目的として、OKExが開発したオープンソースブロックチェーンプロジェクトだ。
さまざまなdApps(分散型アプリケーション)を容易に構築できるほか、デジタル資産の発行も可能。クロスチェーン・モジュールも搭載しており、価値の相互接続性・ブロックチェーンの相互接続性を実現している。また、イーサリアムチェーンと比較して処理速度が高速でトランザクション手数料となる「ガス代」が低いことも特徴として挙げられる。
本稿執筆時点(22年2月)で、OKBを取り扱う国内取引所は、OKCoinJapanのみとなっている。