はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨取引所OKCoinJapanで国内初上場、オーケービー(OKB)の特徴と将来性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国内初のOKB上場

暗号資産(仮想通貨)取引所OKCoinJapanは2021年6月29日、国内取引所として初めて「オーケービー(OKB)」の取り扱いを開始しました。

OKBは、グローバル展開する暗号資産取引所OKEx(オーケーイーエックス)のユーティリティートークンであり、「取引所トークン」として分類されることもあります。スマートコントラクトの共通規格であるイーサリアム基盤の「ERC-20」規格で発行されています。

その価値を担保するための特徴として、3ヶ月毎に一定量をバーン(焼却)する仕組みが挙げられます。これにより、市場流通量(循環供給量)が減少することで希少価値が高まることに繋がります。

OKBの発行上限は、10億枚に設定されていますが、20年2月に独自ブロックチェーン「OKExChain」上で、公式DEX(分散型取引所)の「OKEx DEX」をテストローンチした際、未発行の7億OKBをバーンしました。

独自ブロックチェーンの「OKExChain」は、大規模な商用アプリケーションの開発促進を目的として、OKExが開発したオープンソースブロックチェーンプロジェクトです。

さまざまなdApps(分散型アプリケーション)を容易に構築できるほか、デジタル資産の発行も可能です。クロスチェーン・モジュールも搭載しており、価値の相互接続性・ブロックチェーンの相互接続性を実現。また、イーサリアムチェーンと比較して処理速度が高速でトランザクション手数料となる「ガス代」が低いことも特徴として挙げられます。

OKBの価格推移と今後

21年6月29日のOKCoinJapan上場以降、OKB価格は上昇傾向にあります。

6月29日時点で約1,200円(10.8ドル)であった価格は、ビットコインを始めとした仮想通貨市場の反発を受け上昇。2021年8月18日時点で約2,200円(20.5ドル)まで上昇しました。過去最高値は、21年5月上旬に記録した約4,900円(44.3ドル)です。

出典元:OKEx

OKBの材料としては、以下の理由が挙げられます。

  1. OKBのバーン(焼却)
  2. 21年8月までに計12回のバーンが行われており、直近の発表では、21年3月から5月までの3カ月間で200万OKB(40億円相当)がバーンされました。今後も3カ月毎に実施されることで市場流通量が減少し、希少価値を高め、通貨価値の安定が図られることになります。

  3. OKExChainのメインネット稼働
  4. OKExは21年1月、独自ブロックチェーン「OKExChain」のメインネットをローンチしました。

    OKExChainは、オープンソース取引に焦点を当てたブロックチェーンであり、分散型取引所(DEX)を含む分散型アプリケーション(dApps)のプラットフォームとして使用可能です。21年5月には、SushiSwapなど大手DeFiプロトコルに搭載されました。

    さらに21年4月には、イーサリアム仮想マシン(EVM)のサポートを発表。これにより、最も普及している仮想通貨のデジタルウォレット「MetaMask」でも、OKExChainを利用できるようになりました。

  5. 企業やプロジェクトとの提携拡大
  6. OKBチームは、保有者に継続的に利益をもたらすために、数十の企業やその他のパートナーと提携しています。また、BitfinexやBitMaxなど60を超える取引所に上場しており、154の国と地域においてアクセス可能です。

    今後も世界中のブロックチェーン業界の提携企業と協力し、相乗効果を生み出していくと展望を述べており、企業やプロジェクトとの新たな提携や新規上場の発表が加速していく可能性も考えられます。

OKBのユースケース

OKBのユースケース(使い道)としては、以下の5つが挙げられます。

  1. 取引手数料の割引
  2. OKExを利用した取引において、OKBの保有量に応じて取引手数料が最大40%割引されます。

  3. OKExにおけるIEO参加
  4. OKBは、海外取引所OKExのIEO(Initial Exchange Offering)プラットフォーム「OK JumpStart(オーケー ジャンプスタート)」で使用できる唯一のトークンです。保有量が多いほど購入できる割り当て量が多くなります。

  5. OKB貯金
  6. OKEx貯金に入金することで一定の「利息」を得ることができます。2021年6月時点でOKBを含む100を超える銘柄が対応しています。

  7. 少額残高のOKBへの変換
  8. 仮想通貨の少額残高をまとめてOKBに変換することができます。OKExで取り扱われているトークンすべてが対象。仮想通貨は最低単位を下回ると売却も送金もできませんが、本機能を利用することで、取引所内に眠る超少額の仮想通貨を有効利用できます。

  9. OKBトレーディング
  10. OKBを利用した証拠金取引、OKBをロックすることによるC2C(個人間取引)市場の指定販売者などへの申請が可能です。

その他、仮想通貨専用ショッピングサイト「cryptomall」、ECサイト、ホテル予約、航空サービスなどの決済や、dApps(分散型アプリケーション)など、約80に及ぶ関連アプリケーションが存在し、OKBトークンが利用可能です。

出典元:OKCoinJapan

OKCoinJapanのキャンペーン

OKCoinJapanによるOKBに関するキャンペーンを紹介します。

OKBがもらえるキャンペーン

OKCoinJapanでは、OKBの取り扱いを記念し、キャンペーン期間中(2021年9月30日まで)に専用リンクを経由して口座開設した人を対象に、OKBをプレゼントするキャンペーンを実施しています。概要は以下の通りです。

  • 先着300名に2 OKBをプレゼント
  • 先着1,000名の中から抽選で10名に30 OKBをプレゼント
  • 全員の中から抽選で2名に50 OKBをプレゼント

なお、それぞれ1人あたりの付与上限は、付与当日レートで最大10万円分のOKBとされています。キャンペーンの詳細はこちら

取引手数料の割引キャンペーン

さらに、2021年8月10日~9月10日の期間で取引手数料の割引キャンペーンも実施中です。

キャンペーン期間中、取引所で取り扱っている全銘柄を対象に、取引量に関係なく一律で、メイカー手数料が-0.02%、テイカー手数料が0.05%で提供されます。キャンペーンの詳細はこちら

出典元:OKCoinJapan

OKBの取り扱いはOKCoinJapanのみ

グローバル展開しているOKGroupの日本法人であるOKCoinJapanは21年6月、OKBの取り扱いを始めました。OKBを取り扱う唯一の国内取引所であるOKCoinJapanの特徴を紹介します。

セキュリティ

取引所を利用する上で、どのようなセキュリティ対策を講じているかを確認するのは非常に重要です。

OKCoinJapanでは、堅牢なセキュリティ体制を敷いています。具体的には、顧客からの預かり資産を100%コールドウォレットで管理していること、有事に即座に対応できる24時間365日のシステム監視体制、アカウントに対するあらゆるアクセスへの二段階認証の導入が挙げられます。

新機能「利用者間振込」

OKCoinJapanは、アカウントに登録されているメールアドレスを指定することにより、利用者同士で、仮想通貨を送金し合うことができる新機能を実装しました(日本円の送金は不可)。

ブロックチェーンを介さずに同取引所内部で仮想通貨を移動させるため、手数料は無料です。

スピーディーな入出金

仮想通貨・日本円の入出金について、24時間365日、即時処理を行なっています。 これにより、アービトラージなどにおいても、資金を効率的に運用可能です。

APIでの取引環境

OKCoinJapanでは、RestAPIとWebSocketAPIが利用でき、資金管理・現物取引・データ取得などをAPIを通じて実行できます。

特にAPIを利⽤した現物取引注⽂は、呼び出し回数上限が「2秒に100回」と非常に高いため、機関投資家やプロトレーダーによる高頻度取引にも対応可能です。

また、Java・Python・Golangの3言語に対応したSDKも用意されています。

取引ツール

現在、OKCoinJapanではスマホ対応はしていませんが、今秋にスマホ用のアプリをリリース予定です。

取扱い銘柄一覧

OKCoinJapanでは、以下の8銘柄を取扱っています。

  • オーケービー(OKB)
  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • XRP(リップル)
  • ライトコイン(LTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • リスク(LSK)
  • イーサリアムクラシック(ETC)
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧