はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

パウエル米FRB議長発言、仮想通貨規制に「緩和の余地がある」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「緩和の余地がある」

米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は17日、シカゴ経済クラブでの講演で、銀行の暗号資産(仮想通貨)関連規制について「緩和の余地がある」との見解を示した。仮想通貨市場が近年メインストリーム化してきたことを認めつつ、特にステーブルコインに関する明確な規制枠組みの必要性を強調した。

「私たちは銀行に対して保守的なガイダンスと規則を課してきたが、そこにはいくらかの緩和余地があるだろう」とパウエル議長は述べ、安全性と健全性を維持しながらも、適切なイノベーションを促進する方向性を示した。過去の仮想通貨セクターにおける「失敗や詐欺の波」を理由に当初は慎重な姿勢をとっていたが、現在は環境自体が変化していると指摘した。

この発言はトランプ大統領が1月に就任して以降、連邦銀行監督機関が仮想通貨に対する姿勢を転換していることと一致している。連邦預金保険公社(FDIC)は先月、監督下の金融機関が事前承認なしに「許可された仮想通貨関連活動」に従事できることを明確にする新たなガイダンスを提供すると発表した。また、通貨監督庁(OCC)も連邦銀行システム内での関連活動が許可されることを明確にしている。

また、パウエル議長はステーブルコインについて「広く受け入れられる可能性のあるデジタル製品であり、典型的な種類の消費者保護と透明性を含むべきだ」と評価し、ステーブルコイン法案を進めている議会の取り組みを肯定的に捉えていると語った。トランプ大統領もこの法案を早急に成立させたいとの意向を示している。

関連:米国ステーブルコイン規制、上下両院で加速 トランプ政権が8月までの成立に意欲

関連:米国に集まる仮想通貨企業・プロジェクト一覧、規制緩和と今後の焦点

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/05 月曜日
12:30
「米国政府によるビットコインの追加購入は考えにくい」アーサー・ヘイズが見解示す
米トランプ政権のビットコイン準備金政策について、元BitMEX CEOのアーサー・ヘイズ氏が見解を示した。イーサリアムなどアルトコイン市場の見通しについても発言している。
12:16
米アリゾナ州のビットコイン法案、議員は再提出の意向示す
アリゾナ州知事がビットコイン法案に拒否権を行使したことを受けて、ロジャーズ議員は再提出の意向を示した。仮想通貨コミュニティからも知事への反論が続出している。
05/04 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、フィデリティのETH買い時分析やSUIが現物ETF申請で価格急騰など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
セオリー通りならビットコイン1500万円周辺が目先の上値目途か|bitbankアナリスト寄稿
米GDP3年ぶりマイナス成長でスタグフレーション懸念も、PCEデフレーター鈍化でFRB年内4回利下げを織り込む展開—bitbankアナリストは今後のFOMC会合でのハト派傾斜に期待、1月からの下げ幅をさらに縮小する可能性を指摘
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTC240万ドル到達の価格シナリオに高い関心
今週はARKによる仮想通貨ビットコインの価格シナリオ、トランプ政権高官のビットコインに関する発言、アーサー・ヘイズ氏によるビットコイン価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
05/03 土曜日
14:30
米上院、ステーブルコイン規制案審議を加速 トランプ関連コイン批判も
米上院議員らがステーブルコイン規制法案「GENIUS」の採決迅速化手続きを開始した。一方で、民主党からはトランプ関連ステーブルコインへの懸念の声も上がっている。
13:10
ビットコイン反落、BTC準備金法案をアリゾナ州知事が拒否
米アリゾナの州知事が仮想通貨ビットコイン準備金関連法案SB1025に拒否権を行使。州の公的退職年金システムへのデジタル資産投資権限付与は見送られたが、デジタル資産戦略準備金基金の設立を目指すSB1373はまだ知事の署名を待っている状態である。
11:35
金価格急落の裏でビットコインへ資金シフトか、M2マネー相関から12万ドル予測も
国際金価格が3220ドル近辺まで下落する中、流動性がビットコインへ流入する可能性が高まっている。グローバルM2マネーサプライとの強い相関関係から、ビットコイン価格は今後12万ドル以上に到達する可能性があるとアナリストは予測。
10:40
米4月雇用統計データで景気後退懸念後退、ビットコイン97800ドルまで上昇
米4月雇用統計が予想上回る17.7万人増で景気後退懸念が緩和、仮想通貨ビットコインは一時97800ドルまで上昇。ストラテジー社の840億ドル投資計画やモルガン・スタンレーの仮想通貨取引サービス計画も相場を押し上げている。
10:02
10年後早期リタイアに必要なビットコイン数は? アナリストが年齢別に試算
仮想通貨ビットコインのリサーチャーであるウィズ氏が、早期リタイアに必要なビットコイン保有数を試算した。年齢・年間支出別の目安と計算前提を解説している。
08:45
専門家予測 ソラナ・ライトコイン現物ETFに90%の承認確率、XRPは85%
Bloomberg Intelligenceのアナリストが仮想通貨現物ETF承認確率を予測。ソラナ・ライトコインに90%、XRPに85%、ドージコイン・ヘデラに80%の高確率。SECが全申請を受理済み、判断期限は2025年7〜12月に設定。
07:55
イーサリアムが開発でソラナに追い越されないための3つの戦略とは
仮想通貨のスタートアップを支援するAllianceのジェイコブ・フラネク共同創設者は、イーサリアムが開発でソラナに追いつかれないようにするための戦略を3つ提案。アプリ開発者を支援するようコミュニティに呼びかけた。
07:15
グーグルウォレット、仮想通貨業界発のゼロ知識証明技術を採用
グーグルが4月29日、Google Walletにゼロ知識証明技術を統合。英国を皮切りに展開され、個人情報を開示せずに年齢確認が可能に。
06:55
ゲーム専用ステーブルコイン『Game Dollar』、Suiで年内リリースへ
ゲーミングOS企業Playtronが新ステーブルコイン「Game Dollar」を発表。SuiPlay0X1携帯ゲーム機に搭載され、ゲーム内購入・サブスク・報酬に活用可能。2024年第4四半期リリース予定。
06:25
Apple、NFT購入ルールを緩和
Appleが米国App Storeのガイドラインを更新し、開発者が外部決済サイトへのリンクやボタンを含めることを許可。NFTコレクション閲覧アプリにも規制緩和の影響が及ぶ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧