
一番見込みのあるのは?
Bloomberg Intelligenceのアナリストは、ソラナ(SOL)とライトコインの現物ETFが2025年中に承認される可能性を90%と高く予測している。デジタル資産インデックスバスケットも同様の高確率とされる一方、XRPは85%、ドージコイン(DOGE)・ヘデラ(HBAR)は80%、カルダノ(ADA)・ポルカドット(DOT)・アバランチ(AVAX)は75%の承認確率と分析された。

出典:ブルームバーグ
公開された予測表によると、これら全ての仮想通貨ETFの19b-4申請は米国証券取引委員会(SEC)に受理済みで、最終判断期限は2025年7月から12月にかけて設定されている。特に先行するデジタル資産インデックスバスケットの期限は2025年7月2日、ライトコインは10月2日、ソラナは10月10日となっている。
現在SECはフランクリン・テンプルトン社のXRPとBitwiseのドージコインETF申請の判断を延期し、審査期間をそれぞれ6月17日と6月15日まで延長した。FOXビジネスのエレノア・テレット記者によると、これらは「中間的な期限」であり、年内にさらなる延期が予想される。
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その一方で、ナスダックがSECに対し21Sharesのドージコイン現物ETF上場申請を提出するなど、市場参入の動きは今も継続。現在SECは70件以上の仮想通貨ETF申請を審査中だが、特にグレースケールやビットワイズなど複数の大手資産運用会社が同時に申請している銘柄の承認確率が高いと見られている。
Bloomberg Intelligenceの分析は主観的な評価も含まれているだが、米国での仮想通貨ETF市場拡大の進捗を推し量る指標として注目を集めている。
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