TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨0.15BTC(約11万円)で購入可能:次世代ブロックチェーンスマホ「EXODUS1」と「Finney」比較

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

次世代ブロックチェーンスマホ比較
台湾大手メーカーHTCがブロックチェーンスマホ「EXODUS1」を発表した。法定通貨では購入できず、11万円相当のBTCかETHで購入できるという。Finneyと比較して紹介している。

次世代ブロックチェーンスマホ比較

Web3 sumitの2日目、台湾大手「HTC」がブロックチェーン・スマートフォン「EXODUS1(エクソダス・ワン)」を発表した。

インターネット(Android OS)から遮断したオフラインの「コールドウォレット」として、ビットコインやイーサリアム、ライトコインといった仮想通貨を保管できる機能「Zion Wallet」も備えているという。

ブロックチェーン・スマートフォンでは、先日、SIRIN LABが「Finney(フィニー)」の販売を発表、予約を受け付けている。

この記事では、これら2つのブロックチェーン・スマートフォンの機能面の違いに着目、まとめている。

EXODUS(エクソドス)1について

台湾のスマホメーカー「HTC」が、すでに予約販売をスタートさせているブロックチェーン・スマートフォン。これも、クリプトアセットをどのように安全に管理するのか、ユニークなアイデアを提案している。

ハードウェア内の安全地帯:エンクレーブ

HTC EXODUSでは、Android OSを採用している。このOSが、ハードウェア内に確保されている「セキュアエンクレーブ」というロックされた領域を保護している。

このセキュアエンクレーブに仮想通貨を扱うキーが格納され、仮想通貨、およびノンファンジブルトークン(代替不可能トークン)を安全に保管することができる。

EXODUSの素晴らしいところは、これだけではない。開発チームは『一箇所に集めることは避ける』という思想を持っており、それを形にしたキーの保管方法を、EXODUSでは実装。それが、ソーシャルなキーの保管方法だ。

家族・友達・親戚が助けあうSocial Key Recovery

今現在、明らかになっている情報から考えられるSocial Key Recoveryの仕様は、以下のようなものだ。

  1. デバイスのセットアッププロセス中に、少数(3〜5人)の連絡先を選択するよう求められる
  2. 選択した人たちと特定のアプリを共有。アプリを介してのみアクセスできるキーが格納されており、それの一部を本人と選択した数人の人たちが受け取る
  3. あなたがデバイスを紛失してしまった場合、あらかじめ指定した人たちの助けを借りることでキーを復活させることができる
  4. 復活したキーを使うことで、あなたは自分のウォレットにアクセスできるようになる

「秘密鍵を自分自身だけではなく、周囲の知人・友人にも管理してもらう」という発想は、さすがオープンソースによるオープンブロックチェーンならでは。

主なスペック

パフォーマンス:Qualcomm ®Snapdragon ™845

容量:128GB

バッテリー:3500mAh

ディプレイ:Quad HD

カメラ:高品質12MP + 16MPメインカメラ

Bokehと8MP + 8MPデュアルフロントカメラ

オーディオ:HTC BoomSound™ハイファイ版

購入方法

EXODUS 1は、10月23日から予約開始されている。今の所、米国・台湾・香港・シンガポールなど34カ国で販売される見通しで、支払いには、仮想通貨ビットコインかイーサリアムを使用可能だ。

いずれも、本体価格11万円ほどの価格となっている。

・ビットコインで購入する場合

価格:0.15BTC(約10.8万円)

・イーサリアムで購入する場合

価格:4.78ETH(約10.8万円)

公式サイト:https://www.htcexodus.com/us/product/

Finneyとは

出典:finney

ブロックチェーン・プロジェクトの一つである Sirin Labsが開発を進めているブロックチェーン・スマートフォンのこと。本体価格はこちらも約11万円となっている。

イスラエルに籍をおく企業であるSirin Labs。

オペレーティングシステム、スマートフォン、ブロックチェーン対応のデスクトップコンピュータなどを開発し、ブロックチェーンのスマートフォン市場に取り組むことを目指している。

「Finney」スマートフォンは、「シンクライアントのプラクティスに基づいて構築された最初のブロックチェーンオールインワンPC」というキャッチコピーで特徴付けられているSirin LabsのFinney PCと組み合わせるように設計されている。

つまり、スマートフォン単体ではなく、PCと組み合わせることで最大の価値を発揮できるように設計されているのだ。

また新たにSIRIN Labsの最新動画が公開された。

Introducing FINNEY™ – The premier blockchain smartphone with cold storage wallet from SIRIN LABS on Vimeo.

Finneyのセキュリティ

Finneyは、オフライン上に仮想通貨などのデジタル資産を保管できるコールドウォレットとして利用され、dAppsの利用をスムーズにすることができる設計になっている。

安全性を考慮すれば、既存のコールドウォレットである「Ledger Nano S」などの選択肢がある。

しかし、これらはクリプトアセットを引き出し、dAppsに使うためにはPCを使う必要があり、不便であると言わざるを得ない。安全性は高いが、利便性がとても低いのが現状だ。

そこでFinneyは、利便性と安全性を両立する仕組みを構築した。それが、BlcokShieldによって管理されている解析不可な領域にウォレットを埋め込んでいること、および「指紋+ロックパターン+行動要因」を統合している『3要素認証』だ。

これらを採用したことにより、たとえスマートフォンを紛失し、他人の手に渡ったとしても、本人でない限りはクリプトアセットを奪われずに済む。

主なスペック

Qualcomm Snapdragon 845

CPU:2.8 GHz octa-core(8コア) Kryo 385

バッテリー:3280 mAh

メインカメラ:12 MPixel, f/1.8

フロントカメラ:8 MPixel, f/2.2

他の注目すべき機能:バッテリーのシェア

もしもスマートフォンの充電が切れてしまっても、心配無用。SRNトークンを持っていれば、データプランを共有できるようになっている。

購入方法

購入にはSRNトークンを利用できる。先行予約は、下記サイトから可能だ。

将来的には、ヨーロッパ圏のAmazon(イギリス、フランス、スペインなど)でも購入できるようにする計画とのこと。詳細は、こちらのサイトから確認できる。

先行予約:https://preorder.sirinlabs.com/

CoinPostの関連記事

携帯電話業界世界第3位Huawei:ブロックチェーンを活用したスマホ開発か
サムスン、Appleに次ぐ世界第3位の携帯電話メーカー「Huawei」が、Sirin Labsと提携して、ブロックチェーン技術を活用したスマートフォンを開発しているという情報が伝わっています。
HTC×チャーリー・リー(LTC):ブロックチェーンスマホのアドバイザーに就任
30日、台湾家電メーカーHTCは、新型ブロックチェーンスマートフォンのExodusのアドバイザーとしてLitecoin(LTC)の創業者であるチャーリー・リー氏が就任すると発表した。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
ソラナが史上最高値更新、XRPも急騰、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧