はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

世界最大級の取引所バイナンス:米仮想通貨トレーディングデスクに300万ドルを出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンス:米仮想通貨トレーディングデスクに300万ドル投資
Binance Labsは、Koi Tradingに約3.3億円出資したことを明かした。OTC取引に山積する課題解決を目的としており、各国の規制当局や金融機関との信頼構築に期待を寄せた。

バイナンス:米OTCトレーディングデスクに出資

Binance Labsはプレスリリースにて、Koi Tradingに300万ドル(約3.3億円)出資したことを明らかにした。

出典:Koi Trading公式サイト

Koi Tradingはサンフランシスコに拠点を置くOTC取引所で、データサイエンスや定量調査、コンプライアンス関係のコンサルティング業のアシスタントなどのサービスも提供している。

この出資に関してBinance Labs最高責任者のElla Zhang氏は以下のようにコメントしている。

Koi Tradingのミッションは、コンプライアンスを遵守して、法定通貨と仮想通貨の架け橋となること。

このビジョンは、グローバル規模で自由に価値交換が可能となるインフラ構築を手がけるバイナンスと一致する。

Koi tradingの設立者でありCEOのHao Chen氏も以下のように発言した。

Koi Tradingの経験豊かなトレーダーや営業部の社員が力を合わせ、北アメリカ、アジア、ヨーロッパの取引相手との広いネットワークを利用し、 現在OTC市場にある諸問題を解決したい。

仮想通貨市場に広まるOTC取引

規制問題や仮想通貨取引所の停止措置以降、中国ではOTC取引が普及している。

また以前コインポストでも報道したように、この動きは中国だけに止まらず、その他地域でもOTC取引は広がりを見せている。

現在中国の大半のOTC取引所では、主に中国で広く使われるチャットアプリ「WeChat」を介して利用されているものの、使いづらいなどといった声も少なくない。

また現在、事実上ほとんど規制が進んでおらず、市場操作が起こされないことは保証できないといった課題がある。

さらに、OTC市場には監視および情報共有の取り決めがなく、他の投資市場には古くから当然あるような不正摘発措置は期待できないとされている。

そういった状況がある中で、今回Binance LabsがKoi Tradingに出資した狙いは、世界的に見られるOTC取引の課題を克服し、クライアントにより良い選択肢を提供することだとしている。

Chen氏は下記のようにコメントしている。

Koi Tradingのアンチマネーロンダリング対策プログラム、幅広い米銀行との関係、中国の取引先との厚い信頼、Binance Labsからの投資などをもって、信頼性を向上させた次世代のマーケットを築きたい。

金融サービスの大手Refinitiv社:バイナンスにKYCソリューション提供へ

今週の火曜日には、バイナンスは、金融サービスを提供する大手企業Refinitivと協力関係を結び、同社から自動化されたKYC(顧客確認)ソリューションが提供されるとしている。

出典:Refinitiv 公式サイト

バイナンスのCFOのWei Zhou氏はこれにより、規制当局や金融機関との信頼の構築が期待できると説明している。

このように仮想通貨市場ではOTC取引やマネーロンダリングなど多くの課題が残る中、その健全化をバイナンスが試みるという形になっており、これが功を奏するかどうかに注目が集まる。

CoinPostの関連記事

バイナンスのCZ氏、CNBC番組内で仮想通貨市場の強気転換を語る
CNBC AFRICAの番組CRYPTO TRADERにCZ氏が出演した。司会のRan NeuNer氏はCZ氏に対し、低迷する仮想通貨市場の強気市場転換の鍵は何かとの質問を投げかけ、また先月からおよそ50%減少した取引所の取引量に関しても質問をしている。
仮想通貨取引所バイナンス内で、露取引所が20億円相当のイーサリアムを資金洗浄 口座を凍結へ|Mt.Gox事件関与疑惑も
Binanceが93000ETH以上を資金洗浄したと思われる2つの口座を凍結し、規制当局に全面的に協力する意向を示した。凍結された口座はロシアの取引所Wexのもので、以前から原因不明の出金停止で問題視されていた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/10 金曜日
16:47
ジャック・ドーシーのブロック社、ビットコイン決済・ウォレットソリューション「Square Bitcoin」提供開始へ
ジャック・ドーシー氏率いる米ブロック社が、Squareで仮想通貨ビットコイン決済・変換サービスを開始する。初年度手数料無料で、売上の一部をBTCに自動変換可能だ。
16:09
ビットコイン、2030年までに金と並ぶ中央銀行準備資産に ドイツ銀行が予測
ドイツ銀行のアナリストらが、ビットコインが2030年までに中央銀行の準備資産となると予測した。ボラティリティ低下や規制整備が進む中、ビットコインは、金と共に中央銀行のバランスシートに共存する可能性があると見ている。
15:23
カルビー×SNPIT「じゃがりこ」NFTコラボ発表 10月15日から販売開始へ
ブロックチェーンゲームSNPITとカルビーが「じゃがりこ」NFTコラボを開始。10月15日から段階的に販売。ミントスクロールを使って新カメラBOXを生成可能。価格や販売スケジュールの詳細を解説。
12:05
ステーブルコイン史上最大の買収案件か、コインベース・マスターカードが買収競合=フォーチュン誌
コインベースとマスターカードがステーブルコイン企業BVNK買収で競合している。過去最大規模の20億ドル案件となる可能性。ステーブルコインブームが本格化か。
11:57
大口投資家が4億ドル超のビットコインショート、市場は冷静な反応
暗号資産(仮想通貨)市場では、大口投資家が4.2億ドルのビットコインのショートポジションを構築し市場に警戒感。一方で現物ETFへの資金流入は8日連続で継続。ビットコインは121,000ドル台で推移し、短期的な値動きに注目が集まる。
11:03
BitLendingが最高料率10%を出せる理由──J-CAM運営メディアIolite編集長に聞いた暗号資産レンディングの未来
日本発の暗号資産レンディング「BitLending」。J-CAM・Iolite編集長の八木紀彰氏に、業界最高水準10%の料率を実現する理由とFireblocksによる堅牢なセキュリティ体制、海外展開について聞いた。
10:18
ルクセンブルクの政府系ファンド、ビットコインETF投資が明らかに
ルクセンブルクの財務大臣は、同国の政府系ファンドFSILがポートフォリオの1%を仮想通貨ビットコインのETFに投資していると明かした。政府承認の新たな投資方針を適用している。
09:47
アーサー・ヘイズが「ビットコイン相場の4年サイクル」終焉を主張 米中通貨供給に注目
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、ビットコインの半減期サイクル終焉を予想した。米中の通貨供給変化が価格を左右すると分析し、トランプ政権下での上昇要因を解説している。
09:32
ブラックロックのビットコイン現物ETF、BTC保有数量が80万枚超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETFのIBITは、保有するビットコインの数量が節目の80万BTCを超えた。ビットコインの最大供給量の3.8%超に達している。
08:00
Aleo創設者が語る「プライベートスマートコントラクト」の将来性と日本市場への期待|CoinPostインタビュー
革新的ブロックチェーン「Aleo」を創設したハワード・ウー氏に独占インタビュー。ゼロ知識証明技術の可能性、プライベートステーブルコインの未来、規制当局との連携、そして日本市場への展望を語ります。
10/09 木曜日
17:13
米最大手取引所コインベース開発のBaseが「トークン専門家」を募集開始 独自トークン検討か?
コインベース支援のイーサリアムLayer 2プロジェクトBaseが「トークン・ガバナンス調査専門家」の採用を開始。独自トークン発行に向けた計画が本格化か。
16:18
大手予測市場ポリマーケットに独自トークン発行の可能性、ICE投資後にCEOが示唆
予測市場大手ポリマーケットのコプランCEO が独自トークン「POLY」発行をXで示唆した。3000億円規模のICE投資発表後のタイミングで憶測が広がっている。
14:52
Binance Japan、PayPayと資本業務提携契約を締結 PayPayマネーによる仮想通貨購入サービスを検討
日本のキャッシュレス決済最大手PayPayが、世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスジャパンの筆頭株主に。40%の株式取得により資本業務提携を実現し、PayPayマネーで仮想通貨を購入・売却できる新サービスを展開予定。7000万人のユーザー基盤と世界2.9億人のBinanceネットワークが融合し、日本のデジタル金融に革命をもたらす提携内容とは。
14:13
ソラナDEXジュピター、独自ステーブルコイン「JupUSD」発行へ エセナと提携
仮想通貨ソラナ最大のDEXアグリゲーター「ジュピター」が独自ステーブルコイン「JupUSD」を2025年中にローンチ予定だ。エセナと提携しUSDtbを担保に採用するとしている。
11:46
ビットコイン高止まり、過去最高水準の機関投資家需要とBNBミーム熱が市場牽引
仮想通貨市場で2つの大きな動きが確認された。1. ビットコインETFへの資金流入が過去最高水準に到達、大手金融機関の配分解禁で機関需要が加速。2. バイナンスのBNBチェーンのミームコイン市場が急拡大、10万人超の新規トレーダーが流入し取引量8200万ドル超え。最新市況を分析。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧