はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

BTC下落要因「Bakktの売り持ちとBitMEX」=JPモルガン戦略アナリスト

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BakktでのBTCショートが下落の引き金か
米最大手投資銀行JPモルガン戦略アナリストは、24〜26日のBTC大暴落を引き起こした要因を分析し、可能性の高い2つのポイントを投資家向けの報告書で明かした。

BakktでのBTCショートが下落の引き金か

米最大手投資銀行JPモルガンの戦略アナリストは、24〜26日のBTC大暴落を引き起こした要因をBakktやBitMEXに関連したものだと分析した内容を投資家向けの報告書を公開した。当時のビットコイン価格は、10,200ドルから7,700ドルまで下落し、一時的にパニック状態に陥っていた。

報告書では、JPモルガンの戦略アナリストNikolaos Panigirtzoglou氏は、2つの理由をあげて説明を行なっている。

BakktでのBTCショートポジション

多くのアナリストやトレーダーは23日より開始したBakktの現物決済ビットコイン先物の出来高の少なさが相場下落の要因と見ていたが、Panigirtzoglou氏は出来高ではなく、機関投資家の取ったポジションがショートポジションに偏っていたことで、下落を引き起こしたのではないかと指摘している。

Bakktでは、現物決済を利用したショートポジションをとる場合、Bakktウェアハウスに現物BTCを入金する必要がある。大手採掘業者や大口ホルダーなどいわゆる「クジラ」がヘッジするために、Bakktの先物でビットコインをショートしていた可能性が高いと説明した。

なお、Bakkt月間契約の一週間目の出来高は、559BTCで初日以来増加傾向にある。

BitMEXのロングポジション解消

Panigirtzoglou氏は、BitMEX上のロングポジション解消も市場に大きく影響したと見ている。「BitMEXで、長く持ち続けられていた大量のロングポジションを清算する動きが確認されたが、CME先物の方では同様の現象は起きていなかった。」と説明した。

BitMEXのSQ日に向けた動向は、当時の市況でも注目されていたトピックだ。データ分析企業CryptoQuantも、暴落の要因をBitMEXにおけるスプレッドの急拡大や約7億ドルに及ぶ大量清算に起因する可能性が高いとしている。また、これらの動向から、BitMEXウォレットからのBTC大量流出は、相場におけるボラティリティ(価格変動性)急上昇の「先行指標」として機能する可能性があると指摘している。

仮想通貨分析企業Arcane Cryptoは、CMEのBTC先物SQ日とビットコインの現物市場の相関性を調査した結果、ネガティブかつ大きな影響をもたらしているとの結論を報告した。

先物SQ実施日の約8割では、現物市場のビットコイン価格が下落している状況があるとした。先週の市場急落も、今月のSQ日にあたる9月28日0時の約2日前のタイミングであり、同じ傾向が確認されている。

参考:ブルームバーグ誌

CoinPostの注目記事

BTC市場の急落は健全? 3名の著名アナリストが読み解く仮想通貨市場
ビットコインは9月24日わずか1時間で15%以上価格が急落し、低調な相場が続いている。著名仮想通貨アナリストらがこの相場をどう見るか、内容をまとめた。
ビットコイン市場の急落要因、CME SQ日の影響を指摘=仮想通貨分析レポート
仮想通貨分析企業は、米CMEのBTC先物SQ日がビットコインの現物相場に大きくネガティブに働いている傾向を指摘。今回の市場急落タイミングとも一致している。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/18 月曜日
09:56
タイ政府、外国人観光客に仮想通貨決済システム「TouristDigiPay」を提供開始
タイ政府が外国人観光客向けに仮想通貨をバーツに交換して決済できる新システムを導入する。マネロン対策などで安全性を確保しつつ、観光業活性化を目指す。
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年7月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧