はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(BTC)は上昇一服、Bakkt先物に大きな変化|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況
急騰後のBTCは直近高値圏で粘りを見せている。失望の声も多かったBakktでは先物出来高の急上昇が観測されたが、バイナンス経由のチャイナマネー流入期待は、Alipay、WeChatPay側の否定で一蹴された。

仮想通貨市況

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がバランスシート拡大再開を表明したことなど、追い風の吹くビットコイン(BTC)市場であるが、直近の個別材料では長短まちまちだ。

バイナンスの中国向け仮想通貨OTCにおける決済プロセスで、AlipayとWeChatPayが使えることをCZ氏が示唆していたが、これを受け、当該2社は「中国政府の意向と反する」として、否定する公文書を公開した。バイナンスのCZ氏は、「直接提携しているものではなく、利用者がP2Pの決済で利用できるだけだ」と補足している。

中国事情通の仮想通貨ファンドマネージャーDovey Wan氏は、今回行われた2社の声明文がバイナンスOTCにおける発表で世界的に話題が広がったことに起因すると指摘。仮想通貨市場への中華マネー流入については、当局の意向と相反するため、やはり一筋縄ではいかないようだ。

Alipay・WeChatPay、仮想通貨取引への決済サービス提供を全面否定 中国マネー細る要因で警戒感
バイナンスの中国向け仮想通貨OTCで決済プロセスにAlipayとWeChatPayが使えることをCZ氏が認めた問題で、当該2社が仮想通貨取引に関係する人民元の決済サービス提供を全面的に否定する公式文書を公開した。

米デジタル資産銀行Galaxy Digital社の取引戦略部門責任者のJosh Lim氏は、新興市場での取引量増加が大きく影響していると次のように述べている。

「仮想通貨市場における需要は、回復の兆しを見せている。多くのバイヤーは新興市場経済から出てきていると聞く。南アメリカから関心が寄せられているのは確かだ。世界には、大きな不安を抱える地域もある。」

ビットコイン(BTC)市況

アルト市場に牽引されるようにして上昇したビットコイン(BTC)は11日現在、8600〜8700ドルの直近高値付近にある抵抗帯に阻まれている。

上値が重くなりつつあるものの、ここ最近の相場のように、日本時間深夜〜明朝にかけて直ぐに大きな反落するような値動きは見せていない。日足200日移動平均線が8650ドルにあり、200MAに抑えられて下落していくのか、200MA上これを下値支持線に変えられるかどうかで、今後の目線にも影響が生じる。

上放れできれば重要ラインの9000〜9300ドルが見えてくるが、4hRSIに若干過熱感も。手掛かりを欠いたまま急騰した場合は絶好の売りポイントに捉えられかねず、背中を押すような材料の後押しが欲しいところか。

仮想通貨投資学習プラットフォームBlockrootsの共同設立者のJosh Rager氏は、ビットコインは堅実な値動きをしているが、「安心するのはまだ早い」と主張し、相場の勢いを保つには、「8750ドルを上回る終値を維持すること」が必須であると述べている。

また、仮想通貨投資管理会社Altonomyの共同設立者、Ricky Li氏は、2019年内は9000ドルのレジスタンスラインを突破しない限り、レンジ相場が続くと予想。以下のように述べた。

9,000ドルのレジスタンスラインで売り注文が増えるだろう。当面は7500〜9000ドルのレンジ相場が続くと思われる。ビットコインが9000ドルのレジスタンスを突破した場合のみ、上昇トレンドが期待できる。

Bakkt先物出来高にも変化

なお、Bakktの出来高を追跡する「Bakkt Volume Bot」によれば、9日の相場大幅反発を受け出来高が急増、過去最高出来高を記録した。

取引開始した9月23日以降、失望されていたBakktビットコイン先物であるが、市況の影響が大きく、相場がリスクオンに傾いた場合の潜在需要とそのポテンシャルを市場に示した格好だ。

CoinPostの関連記事

『日本の仮想通貨市場復活のために』業界最先端のトレーディングツール、デコチャート開発秘話
仮想通貨業界の有志が共同開発する、最先端の仮想通貨トレーディングツール「DECOCHART」プロジェクト。CoinPostの取材で、開発の舞台裏や今後のビジョンが明らかとなった。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧