ビットコインキャッシュ、初の半減期を完了
仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)は8日、21時20分に実行ブロック630,000を迎え、半減期が実行された。
ビットコインキャッシュが半減期を迎えるのは初めて。ブロック報酬は、12.5BCHから6.25BCHに減額された。
半減期とは
PoWアルゴリズムを採用する仮想通貨で、ブロックチェーンのセキュリティを保つ「マイニング(採掘)」のインセンティブ報酬を減額するイベントのこと。ビットコインやビットコインキャッシュの場合、マイニングを行う事業者(マイナー)がブロック生成に成功したタイミングで得るインセンティブ報酬が、半分に減額される。
ビットコイン(BTC)の半減期は約4年に1度。誕生当時の2009年は50BTCの報酬が支払われていたが、現在は2回の半減期を経て、当初の4分の1である12.5BTCが支払われている。(次回3回目:約1ヶ月後)
ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコインから2018年に派生した通貨であることから、今回の半減期は初めて。ブロック報酬は、12.5BCHから6.25BCHに減額された。
今回の半減期を経て、平均データからの概算では、日間約900BCH(2,600万円相当)、年間では約328,500BCH(95億円相当)新規発行通貨量が減少する見込みだ。
ビットコインキャッシュの半減期は、210,000ブロックごとに実行される。次回の半減期は、4年後の実行ブロック840,000予定している。
BSV・BTCの半減期予定日(4/8時点:Coin.Dance参照)
ビットコインSV(BSV):4月10日予定
ビットコイン(BTC):5月11日予定
なお、半減期を控えるビットコインキャッシュ(BCH)とビットコインSV(BSV)が急騰。一時、前日比でBCHが9%高、BSVは15%高を記録した。
ビットコインキャッシュの過去最高値は、2017年12月20日に記録した4385ドル(477,513円)。現在価格は、94%安の263ドル(28,639円)で推移している。(Bitstamp参照)