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仮想通貨取引所バイナンス、AMLなどコンプライアンス強化で「業界基準」を確立へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスがセキュリティ企業と提携
仮想通貨取引所Binanceは、ブロックチェーン・仮想通貨専門のセキュリティ企業「CipherTrace」とパートナシップを締結。資金洗浄対策やコンプライアンス強化が目的であることを明かした。

バイナンス、セキュリティ企業と提携

世界最大手の仮想通貨取引所Binanceは、ブロックチェーン・仮想通貨専門のセキュリティ企業「CipherTrace」とパートナシップを締結を公表。Binance社の資金洗浄対策(AML)やコンプライアンスの強化や、セキュリティ及び信頼を向上を行うことで、業界基準を確立していく。

今回の提携に関して、Binanceのコンプライアンス部門の代表者Samuel Lim氏は、以下のように話した。

我々はコンプライアンスチームを構築に注力しているが、今後もコンプライアンス強化に向け再投資を継続する。コンプライアンス向上に本腰で取り組んでいる。

また、CipherTrace社のCEO Dave Jevans氏も「仮想通貨市場の透明性や信頼を向上させることで、仮想通貨業界の市場成長に貢献したい。」などと語り、世界的な取引所などと連携して世界的な業界基準を目指す意向を示した。

仮想通貨取引所において、資金洗浄などの面から法的コンプライアンスが政府などから求められる動きが強まっている。特に今年日本で開催されるG20サミットではアンチマネーロンダリング対策などの国際基準の作成に向けて議論も予定されており、世界基準でのAML規制の策定へ動く。

昨日のも、複数の仮想通貨を取り扱うBittrexが、AMLのコンプライアンス問題などを理由に、NY州の「ビットライセンス」の取得に失敗したことが報じられた。日本を含めた取引所の体制整備の一環として、金融機関レベルのAML基準が求められている。

CipherTrace社について

CipherTrace社は、ニューヨークでデジタル資産および、ブロックチェーン技術に特化した投資銀行業務を行うGalaxy Digital社や、Aspect Ventures社、Neotribe Ventures社、WestWave Capital社などから、1,500万ドル(約16億6,000万円)を調達した企業だ。

CipherTraceは、仮想通貨やブロックチェーン分野を専門に、フォレンジック商品や分析サービスを提供しており、アンチマネーロンダリングや犯罪対策として、すでに政府や規制当局、法執行措置、監査人などで、同社のサービスが利用されている。

ブロックチェーンの分析手法として、匿名性のある資金の流れに関して、数百万に及ぶデータを収集し大量のデータを機械学習で分析し、資金が正当な流れなのか、あるいは犯罪集団などへと流れているのかをトレースしているとのことだ。

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