- リブラ反対で、米議員陣が拡大
- 30以上のリブラ反対団体の請願を受けた国会議員は先日の下院金融サービス委員会の理事長の要求に加わって、リブラの中止をフェイスブックに求めている。
30の団体、5名の議員が「リブラ」中止を
米国会下院金融サービス委員会、上院銀行委員会が今月フェイスブック、および「リブラ」に関する公聴会を控える中、下院金融サービス委員会の理事長による「リブラの一時中止」の要求に新たに4名の議員が支持すると公式に表明した。
この中止声明はフェイスブックのCEO、COO、および子会社カリブラ(リブラを利用するウォレット兼送金アプリ)のCEOに対するものとして公開された。
今回の新たな要求声明は、リブラの展開およびそれがもたらすプライバシー侵害を不安視する計33の米政治・圧力団体が、国会の複数の委員会理事長に対するプロジェクト中止請願を受けた行動と考えられる。
団体の声明文では、「国会および規制当局がフェイスブックのリブラの中止方策を施行する」と述べ、同声明内で提起されている同社に対する懸念を解決することを求めている。
問題点として、フェイスブックの管理の仕方やリブラが金融政策に影響を与える可能性、資金洗浄の対策や消費者の保護対策、そしてプライバシー問題などが取り上げられている。議員らはこれらの声を受け、フェイスブックに対して、事業を中止する圧力をかけたとみられる。