はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

フェイスブック社CEO、仮想通貨リブラを自社SNSプラットフォームで運用 インスタも含まれる可能性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ザッカーバーグ氏「決済本位のリブラ」を強調
フェイスブック社のザッカーバーグ氏が仮想通貨リブラの構想を明確にした上で、自社SNS(複数)で利用する旨を伝えた。傘下SNSサービスには、フェイスブック・インスタグラム・WhatsAppと3つの巨大サービスがある。

ザッカーバーグ氏「決済本位のリブラ」を強調

フェイスブックCEOザッカーバーグ氏が、仮想通貨リブラを基軸とした新たな「決済事業」を立ち上げ、自社傘下のSNSサービスで「リブラ通貨をサポートする」と伝えた。Q2決算発表会に際し、自社プラットフォームに投稿した。

フェイスブック社は自社傘下SNSサービスとして、フェイスブック・インスタグラム・WhatsAppと3つの巨大SNSプラットフォームを運営、27億のユーザーを有する。これらのSNSを通じて、フェイスブック社は「ワン・アカウント」決済と商取引を成長事業として推進している。

決済分野に関しては、独自開発の仮想通貨リブラを「銀行口座を持たないユーザー」に提供することも目指しているという。

しかし、問題はフェイスブック社とリブラに関わる信用問題や技術要件への世間の懐疑的な考え方だ。

フェイスブック社は25日、ユーザーの個人情報流出問題などを巡り、米FTC(連邦取引委員会)との和解し、空前の5400億円制裁金を支払うことに応じた。

リブラについても、6月に発表されて以降、フェイスブックの信頼問題や、ネットワークを管理するノードが集中する懸念などの点で、複数の政府と多くの業界人からフェイスブックの真の目的を追及されている。

リブラの目的と協会の意義を説明

これらのネガティブな要素を払拭するためにも、ザッカーバーグ氏はリブラの目的と、リブラ協会について改めて釈明した。

リブラ協会はフェイスブックや他の傘下企業から独立している。だが、フェイスブック社のサービスでも仮想通貨リブラの利用をサポートする計画だ。

リブラの目的として、WhatsAppなどの自社サービスを利用しながも銀行からサービスを断られたユーザーに対し、安全・安定・規制を遵守した仮想通貨へのアクセスを提供することだ。

ここでいう規制準拠はフェイスブックにとって最大の課題になるだろう。

先日開催された米国会公聴会にて、リブラの責任者を務めるDavid Marcus氏が「規制に準拠することを最優先にする」と、議員陣に回答。ザッカーバーグ氏も規制遵守について、フェイスブックとリブラ協会は規制者と連携し、規制の課題を解決した上で、リブラをローンチする予定だ、と明言した。

複数の協会参加候補企業と共同でこのプロジェクトをオープン的に進めることは、規制者と政策立案者の不安を払拭するための方針であることを改めて示した。

24日にリブラ協会の参画(予定)企業Visa社のCEOが「現時点では、ホワイトペーパーに掲載されている27社の企業は正式に参加・出資しておらず、規制を含めた要素をもとに最終決定を行う。」と伝えたように、リブラ協会に参加する企業においても、規制準拠の動きがビジネス運用に関する重要な点であることを示している。

なお、Visa社は依然リブラプロジェクトに対して興味を示しており、「仮に協会のメンバーになった場合、Visaはプロジェクトの発展に役を立てると思う。」とCEOは語っている。

CoinPostの注目記事

仮想通貨リブラに対する温度感 日米で大きな差|ビットコインよりリブラを信頼する人は2%=米調査会社
米国では、フェイスブックが主導する仮想通貨リブラへの関心が低く、フェイスブックのデータ管理について不安を感じている人が多いことが、米調査会社CivicScienceが実施したアンケートで明らかになった。
米有力ヘッジファンドPantera Capital、仮想通貨リブラの理念と設計を高評価
米有力仮想通貨ヘッジファンドの Pantera Capital社は、7月の投資家向け広報誌で、フェイスブックのリブラプロジェクトに言及し、その理念と設計に高い評価を下した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/10 水曜日
18:00
JPYC株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
JPYC株式会社が、2026年2月27日に東京都内で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など「通貨の進化と社会実装」をテーマに、産官学のリーダーが議論を行う。
17:48
仮想通貨のインサイダー規制導入、市場成熟へ IEO投資上限も提案|金融審議会
2025年12月10日公表の最新の金融審議会報告書で暗号資産(仮想通貨)が金商法の規制対象になることが明記された。IEO投資上限のほか、コード監査義務化、インサイダー取引規制など投資家保護を抜本強化する。交換業者への影響と今後の展望を詳解
17:11
シルクロード関連ウォレット、10年ぶりに突如活動 4.7億円相当ビットコインを送金
10年以上休眠していたシルクロード関連の仮想通貨ウォレット約312個が突如活動を再開し、約4.7億円相当のビットコインを送金。今年は5月にも大規模な移動が確認されている。米政府は押収資産を戦略準備金として保有する方針を示すも、売却疑惑も浮上。
14:59
SEC委員長、2026年に仮想通貨規制の大幅進展を予告 トークン分類制度など導入加速
SEC委員長が2026年の仮想通貨規制大幅進展を予告。トークン分類制度で3カテゴリーを非証券化、1月にイノベーション免除導入へ。前政権の法執行重視から明確なルール制定へ転換。
14:10
著名投資家レイ・ダリオ「中東は資本家のシリコンバレー」:国家によるAI・デジタル資産戦略を絶賛
著名投資家レイ・ダリオ氏がAIのハブとして急速に成長する中東を高く評価し、「資本家のためのシリコンバレーになりつつある」と述べた。一方、マイケル・セイラー氏は中東がビットコイン担保型デジタル銀行システムによって「21世紀のスイス」になる可能性を指摘した。
11:05
「ビットコイン・アフターダークETF」申請 夜間取引時間の高パフォーマンスに着目
ニコラス・ウェルスが米国夜間取引時間のみ仮想通貨ビットコインを保有する新たなETFを申請した。夜間の高リターン傾向に注目したものだ。ヘッジ型ETFも同時申請した。
09:50
プライバシー重視のステーブルコイン「USDCx」、Aleoのテストネットでローンチ
仮想通貨のステーブルコインUSDCを発行するサークルは、プライバシー機能を持つL1ブロックチェーンAleoのテストネットでUSDCxがローンチされたことを発表。ユースケースなどを説明した。
09:48
仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
Wintermuteの最新市場分析によると、仮想通貨市場は米FRBや日銀の政策決定を前に様子見姿勢を強めている。資金はビットコインとイーサリアムに集中し、レバレッジ水平は低位。先週金曜の急落後も市場は底堅さを保ち、質への選別が進む。レンジ相場継続の見通し。
09:05
プライバシー重視ブロックチェーン「Octra」、30億円規模のICO実施へ
完全準同型暗号技術を採用する仮想通貨プロジェクト「Octra」が2000万ドル規模のトークンセールを実施する。これまでも分散化重視で資金調達を行ってきた。
08:40
コインチェック、NACの新規取扱いを検討 NOT A HOTELとRWA領域で協業強化へ
コインチェックがNOT A HOTEL DAOの暗号資産NACの取扱い検討とRWA領域の協業強化を発表。NACの活用や共同サービスの開発方針について解説します。
08:20
「仮想通貨市場は次の10年間で最大20倍成長する可能性」Bitwise幹部
Bitwiseの最高投資責任者は、仮想通貨市場は次の10年間で10倍から20倍まで容易に成長する可能性があるとの見方を示した。ビットコインなどを例に挙げ、根拠を説明している。
06:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧