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コインチェックグループ、機関投資家向け事業を強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

欧州進出と国内法人支援を同時展開

コインチェック株式会社の中間持株会社で、オランダに拠点を置くナスダック上場企業Coincheck Group N.V.は14日、フランスのデジタル資産プライムブローカー「Aplo SAS」の買収を完了したと発表した。

プライムブローカーとは、「総合金融サービス窓口」のこと。機関投資家や大口投資家に対して、複数の取引所やサービスを一つの窓口でまとめて利用できるようにする業者を指す。

コインチェックは今回の買収により、海外での機関投資家向け事業を強化し、グローバル市場での事業拡大を加速させる。

仏Aplo買収を完了

Aploは2019年にパリで設立され、フランス金融市場庁(AMF)に登録されたデジタル資産プライムブローカーだ。機関投資家向けに大規模な暗号資産取引プラットフォームを提供し、急成長を遂げてきた。

現在は60超の機関投資家を顧客に持ち、2025年には欧州地域の最優秀プライムブローカーに選出されている。

今回の買収では、Aploの全発行済株式がコインチェックグループの新株と交換された。4人の創業者全員が買収後もAploに残り、引き続き経営に携わる。

買収後は、以下の取り組みを進める見通し。

  • クロスマージンや決済繰延による資本効率の改善
  • 複数法域での流動性拡大と商品提供
  • グローバル市場に対応する取引インフラの刷新
  • 銀行が自社顧客にサービスを提供できるB2B2Cソリューションの展開

両社はシナジーの一環として、Aploがコインチェックのアルトコイン取引に追加的な流動性を提供できるかどうかも検討するとしている。

関連:コインチェックグループ、仏Aplo買収で機関投資家向け事業を強化

国内で事業法人向け支援を開始

一方、15日にはコインチェックの事業法人向けサービス「Coincheck Prime」とNext Finance Techの法人向けビットコイン運用管理サービスが連携し、事業法人向けのクリプト・トレジャリー事業支援を開始した。クリプト・トレジャリー事業とは、企業がビットコインをはじめとする暗号資産の保有・運用を事業活動として位置づけ、企業価値の向上を目指す取り組みだ。

戦略策定から取引の実行、暗号資産の運用・管理、投資家向け情報開示のための保有数量データの提供までをワンストップで支援する。戦略設計と運用マネジメントをNext Finance Techが担い、投資実行とガバナンスサポートをCoincheck Primeが担う体制となる。

関連:コインチェックの使い方・メリットと口座開設手順、アプリ活用法を解説

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