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米上場のビットコイン保有企業セクアンス、166億円相当BTCをコインベースに入金 mNAV改善目的か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

送金目的は不明だが、売却の可能性も

米国上場のビットコイン保有企業セクアンスは29日、970BTC(166億円相当)を取引所コインベースのプライムアカウントに送金した模様だ。アーカムオンチェーンデータによると、これはビットコイン(BTC)戦略的備蓄戦略を開始して以来、初めての大規模な送金となる。

セクアンスは現在も388億円相当の約2,264BTCを保有している。

セクアンスは9月時点で3,205BTCを保有していた。同社は9月に追加で34BTCを取得した。ビットコインへの総純投資額は約570億円で、手数料込みの平均取得価格は1BTC当たり11万6,653ドルとなっている。なお、現在のBTC価格は112,954ドルだ。

送金の目的は明確にされていないが、イーサリアム保有企業のETHジラ・コーポレーションは27日に61億円に相当するイーサリアム保有資産を売却しその収益を自社株買いに充てると発表したことから、セクアンスも同様の戦略を検討している可能性がある。セクアンスの株価は直近6カ月で62%下落している。

ETHジラのマクアンドリュー・ルディシルCEOは27日の声明で「普通株式が純資産価値(NAV)を大幅に下回って取引されている間に売却したETHから調達した現金を使用することで、これらの買い戻しは即座に増加効果をもたらすと予想している」と話した。ETHジラは株価がNAVを下回って取引されている間に株式を買い戻すことで、1株あたりのNAVを増加させる計画を示した。

関連:米上場企業が61億円相当のイーサリアム売却で自社株買い実施、株価急騰

仮想通貨保有企業の多くは企業価値指標mNAV(市場価値対純資産価値比率)が1を下回る状況に直面している。株式を買い戻すことで市場に流通する株式数を減らし、mNAVを引き上げる事例が増えつつある。セクアンスの今回の送金もビットコインを売却して自社株を買い戻し、mNAVを改善する可能性があると市場関係者は見ている。

関連:メタプラネット、自社株買いへ ビットコイン担保で最大5億ドル調達

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