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1000人程の投資家達でビットコイン全体の40%を保有している

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クジラ達の存在
大量のビットコインを保有する投資家達は、俗にホエールズ(クジラ)と呼ばれています。そして、ビットコインの1000人ほどのクジラ達が、その40%を所有しているのではないかと予想されています。
クジラ達の脅威
クジラ達は、ビットコインがまだ軽蔑されていた比較的初期の段階から存在しており、お互い連絡を取れる程度には親密であるのではないかとされています。よって、彼らが一斉に動けば、市場価格の操作は容易い事でしょう。
仮想通貨の所有分散度
ビットコインは上位100アドレスが、その通貨の全供給量の17%を占めると考えられており、イーサリアムが40%、GnosisやQtum、Storjなどが90%であることを考慮すると比較的低く、一般投資家が不利になっています。
目次
  1. ビットコイン・ホエールズ(クジラ)とは?
  2. 少数の大口投資家が容易に市場を揺るがすことが可能?
  3. ビットコインホエールズについての各要人の意見
  4. ビットコイン市場に透明性はない?
  5. ビットコイン以外の通貨では更に小口投資家が不利

ビットコイン・ホエールズ(クジラ)とは?

大量のビットコインを保有する投資家達は、俗にホエールズ(クジラ)と呼ばれています。

そして、ビットコインの1000人ほどのクジラ達が、その40%を所有しているのではないかと予想されています。

11月12日に、不特定の誰かがオンライン取引所にて当時の価格だと$1億5900万(約180億円)にも相当する25,000BTCを動かしました。

このニュースはすぐにオンライン掲示板に投稿され、ビットコイントレーダー達の間で、オーナーがこのデジタル通貨を売却しているのではないかという憶測が飛び交いました。

少数の大口投資家が容易に市場を揺るがすことが可能?

彼らは投資家達にとって不安の種でもあり、その資産のほんの一握りを売却するだけで価格を急落させることもできるのです。

このような売却は、この仮想通貨が年初から12倍ほど値上がりしていることを考慮すると起こりうる可能性は上がっているでしょう。

40%ものビットコインは、1000人ほどの人々によって所有されていると考えられています。

そして、AQR Capital Management の金融市場リサーチ前責任者及び運用ディレクターを務めた (現在はBloomberg Prophetsのオンラインコラムを担当している)Aaron Brown氏(Brown氏)によると、現(12月8日)時点での価格で、彼らはその資産の半分ほどを手放すのではないかと考えています。

さらに、クジラ達は同調することもでき、少数精鋭として機能することもできます。

多くの大口投資家達同士はビットコインがまだ軽蔑されていた何年も前から知り合いだと考えられており、彼らが望めば、協力して市場を高騰させることも急落させることも可能であるとしています。

ビットコイン・ホエールズ(クジラ)についての各要人の意見

Multicoin Capital の運営パートナーである Kyle Samani氏(以下、Samani氏)は

「おそらく彼らは数百人であると考えています。そして、お互いコンタクトを取れる程度に親密であり、実際に通話もしているでしょう」

と言及しました。

Ross&Shulga で証券弁護士を務める Gary Ross氏(以下、Ross氏)はその理由の一つとして、ある程度までの情報共有が違法ではないことを挙げています。

さらに、Ross氏は

「ビットコインはデジタル通貨であり、証券ではありません。よって、あるグループが取引で数分の間に協力して市場価格を押し上げることにも、引き下げることにも違法性はないのです」

と捕捉しました。

規制局は仮想通貨取引への対応が非常に遅く、多くの規制が未だ漠然としています。

もし、トレーダー達が市場価格を押し上げるだけでなく、オンライン上で噂を流せば、それは詐欺行為となるのです。

デジタル通貨取引所であるBittrex は、先日ユーザーに対して価格操作のため”噂を広げるグループ”と判別された場合、その口座を凍結する注意喚起を行いました。

さらに、アメリカの証券取引員会によると、規制は、ある仮想通貨は通貨として扱われるように、その仮想通貨の仕組み及び、投資家がどのように利益を得るのかによって異なる場合もあると言及しました。

ビットコイン初期からの投資家で有名なRoger Ver氏は、クジラのような大口投資家が一斉に動くことはあるかという問いに対し、メールで

「彼ら自身のお金は彼ら自身の意志で動かすことができるので、それは可能性としては起こりうるでしょう。しかし、私は過去に誰かと共にそのようなことをしたことはありません。」

と回答しました。

どのような資産クラスであっても大口個人投資家や機関投資家は結託して価格操作をすることができますし、実際しています

とBlockTower Capital の共同創業者でシカゴ大学基金の前ポートフォリオマネージャーであるAri Paul氏(以下、Paul氏)は電子メッセージにて言及しました。

そして

仮想通貨では、その市場の未成熟さ、そして、その資産の投機的性質から価格操作が顕著に現れているのです

と捕捉しました。

ビットコイン市場に透明性はない?

ビットコイン自体に本質的な価値がないため、先日の価格急騰の説明は困難を極めます。

2009年に仮名を使って公開されたホワイトペーパーによると、これはインターネット上に存在するコンピュータネットワークによって管理されるデジタルの支払い方法で、暗号を使用してその取引を承認するとしています。

最も熱心な信者達は、この仮想通貨が銀行や法定通貨を代替すると主張していますが、これは、人々が使用することで価値を見出すことを考慮すると大きな感情のシフトによって被害を被るかもしれません。

仮想通貨専門のほとんどのヘッジファンドマネージャーと同様、Samani氏も彼が所有する通貨の超大口投資家に関する取引の動きを定期的にチェックしています(ビットコイン取引は匿名性ではありますが、取引一つ一つが誰にでも閲覧可能なコードアドレスに関連づけられているのです。)。

彼は、その大きな取引を発見した際に、その売主だと予想される人に電話することで、その売却理由とトレーディング戦略を聞きだせる時もありますと語りました。

一部のファンドでは、市場の取引価格に影響を及ぼさないように、公開市場で取引せず、直接当事者同士で取引をすることもあります。

「一般的に投資家達は、他の投資家達に対して、前向きなのです」とSamani氏と捕捉しました。

「私たちは、お互いに誰であるかを知っており、互いに助け合い、知識を共有しています。全ての人はただ単にお金を儲けたいだけなのです」

Ross氏は、知識を集めることは合法であると述べています。

一般投資家達は、もちろん、数百万長者に電話に出てもらえるほどの身分は持ち合わせていません。

そして、大口取引のアドレスを追跡し、Redditフォーラムで熱い議論を重ねても、結局はクジラ達の計画も動機もわかり得ないでしょう。

ビットコイン専門の弁護士であるMartin Mushkin氏は「この市場に透明性はありません」と言及しました。

「証券ビジネスでは、全ての関連すべきことは開示されなければなりません。しかし、仮想通貨界隈では実際何が起こっているのかを把握するのは困難を極めるのです」

ビットコイン以外の通貨では更に小口投資家が不利

さらに一般投資家達は、小規模のデジタル通貨やトークンに関してはより劣勢を強いられることになります。

Blockchain Capital の運営ディレクター及び、リサーチ部門責任者を務めるSpencer Bogart氏によると、人々が投資する仮想通貨の中では、ビットコインが一番その所有権を分散することができていると言います。

仮想通貨ヘッジファンドTetras Capitalの共同創業者であるAlex Sunnarborg氏によると、ビットコインの上位100アドレスの総量がその発行された通貨の17.3%を占めると言及しました。

そして、ビットコインのライバルであるイーサリアムでは、上位100アドレスの総量が全供給の40%を占め、GnosisやQtum、Storjに関しては上位所有者達が、その通貨の90%以上を所有しています。

多くの大口投資家達は、プロジェクトを進めていくチームの一員なのです。

一部の人々は、さらに成熟した市場でもこの状況は変わらないと主張しています。

「良い比較例が初期段階の株式です」とBlockTowerのPaul氏は語りました。

「そのような株式では、創業者達やほんの少数の投資家達が資産の大半を所有しています」

と捕捉しました。

他の投資家達は、クジラ達が仮想通貨の長期的な可能性を見出していることから、投げ捨てるようなことはしないと考えています。

「大量のビットコインやビットコインキャッシュを保持しているクジラ達が、そのどちらも崩壊させることはしたくないという考えは常識となっています」

とプラハ在住で通貨トレードをするSebastian Kinsman氏は語りました。

しかし、価格の上昇が続けば、その予想は外れることになるかもしれません。

結論として、一部の大口投資家が一部の仮想通貨のトレーディングに対して議論することは違法ではありません。

しかし、それは小口投資家を不利にしています。

The Bitcoin Whales: 1,000 People Who Own 40 Percent of the Market

Dec 8, 2017 by Olga Kharif

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