今週のニュース
この一週間(6/1〜6/7)に最も注目の集まった暗号資産(仮想通貨)ニュースのまとめをお届けする。
今週は、大手仮想通貨取引所バイナンスによるネム(XEM)やオーエムジー(OMG)など4銘柄の上場廃止、米資産管理大手VanEckのアナリストによるイーサリアム価格予想、英金融大手スタンダードチャータード銀行(SCB)の幹部によるビットコイン価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
今週の注目ニュース
バイナンス、ネム(XEM)やオーエムジー(OMG)など4銘柄を上場廃止へ(6/3)
バイナンスは、6月17日3時(日本時間12時)を以て、OMG/USDT、WAVES/BTC、WAVES/ETH、WAVES/TRY、WAVES/USDT、WNXM/USDT、XEM/USDTの通貨ペアを上場廃止(デリスト)することを発表した。(記事はこちら)
「ETH価格は基本的なシナリオで30年までに22000ドルへ」VanEckアナリスト分析(6/6)
VanEckは5日、仮想通貨に関するレポートを公開。デジタル資産リサーチ部門のトップら3名の執筆者は、イーサリアムの価格は基本的なシナリオで、2030年までに2万2,000ドルまで上昇する可能性があるとの見方を示している。(記事はこちら)
「ビットコインは米大統領選に向け10万ドルに到達する可能性」SCBアナリスト分析(6/7)
SCBでFX・デジタル資産のリサーチチームを率いるジェフリー・ケンドリック氏は6日、11月の米大統領選が近づくにつれて、ビットコインは10万ドルに到達する可能性があると予測した。(記事はこちら)
金融相場
ビットコイン巨額のハッキング被害も週末相場への影響は限定的、ピーター・ブラントの強気シナリオでは来年15万ドルに達する可能性(6/3)
この日のビットコイン価格は1BTC=68,737ドルに。著名投資家のピーター・ブラント氏は、「ビットコインの過去の強気相場サイクルには美しい対称性がある」と指摘している。(記事はこちら)
7万ドル水準復帰を窺うビットコイン、現物需要よりETFやデリバティブ需要の高さが露わに(6/4)
ビットコインは前日比1.0%高の1BTC=69,108ドルで推移。この日のレポートでは、証券市場を介したビットコインETFの買いやデリバティブ市場を通じた投機に対する市場の関心が高いことを示唆している指標について書いている。(記事はこちら)
底堅い推移のビットコイン、ビルドアンドビルド(BNB)は3年ぶりに過去最高値を更新(6/7)
この日のアルトコイン相場ではビルドアンドビルド(BNB)が、21年5月に記録した1BNB=693ドルを上回り、過去最高値を更新。ビットコインは前日比0.35%安の1BTC=70,801ドルとなった。(記事はこちら)
アジア特集
ソラナ『Superteam Japan』大木悠氏インタビュー、設立の経緯やコミュニティGDPを高めるための戦略とは(6/3)
ソラナの日本コミュニティ「Superteam Japan」が設立された。コミュニティGDPの向上や日本企業のSolanaプロダクト開発サポートについて、代表の大木悠氏にインタビューを行った。(記事はこちら)
Web3の社会実装と社会受容を推進へ──経産省、実証事業者の公募を開始(6/4)
経済産業省の「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」は3日、実証事業者の公募を開始。これから、技術の社会実装や社会受容が進むよう目指していく。(記事はこちら)
SBIデジタルハブがDeFimansを完全子会社化 Web3事業の拡大とシナジー効果を最大化へ(6/4)
DXおよびWeb3の事業立ち上げ・開発・推進に関するコンサルティングサービスを手掛けるSBIデジタルハブ株式会社は3日、Web3プロジェクトのトークン設計や海外展開、リサーチ業で実績を有する株式会社DeFimansを完全子会社化したことを発表した。(記事はこちら)
DMMビットコイン、550億円の資金調達計画を発表 不正流出したBTCの買い戻しへ(6/5)
DMMビットコインは5日、同社グループ内から増資や借り入れにより550億円を調達する計画を発表。流出相当分のビットコインについて、「市場に影響を与えないよう慎重に調達を進める」方針を示している。(記事はこちら)
DeNAのWeb3ゲーム「trivia.tech」国際版 1000個のNFT報酬争奪戦「シーズン1」開始(6/7)
DeNAが手掛けるブロックチェーンゲーム「trivia.tech」のグローバル版が、6日にBaseチェーンでリリース。これは今年1月15日に国内でリリースされた日本語版に続くものである。(記事はこちら)
関連:なぜ日本で大規模Web3カンファレンスが必要なのか|WebX創設者インタビュー