はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、米州政府や企業のBTC投資動向やリップル社のSECへの追加上訴撤回など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(23日〜29土)

  • ビットコイン(BTC):84,275ドル -0.1%
  • イーサリアム(ETH):1,892ドル -4.2%
  • XRP(XRP):2.2ドル -6.5%
  • ソラナ(SOL):129.4ドル -6.9%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

この1週間のビットコイン相場は、23日の84,000ドル台から開始した。その後は上昇基調に転じ、25日には一時88,000ドル台まで上昇。その後は86,000ドル台と88,000ドル台のレンジで推移するようになった。

材料としては、組織や企業によるビットコイン投資に関する動向が関心を集めた。

まずは米国北カロライナ州の州議会議員が、州の年金資金をビットコインに投資する画期的な法案を提出。3月24日に下院、翌25日に上院で「投資近代化法」が提案され、デジタル資産への投資を可能にする新たな取り組みが始まった。

関連:米国の北カロライナ議員、公的資金の最大10%をビットコインに投資する法案を提出

また、米ゲーム小売大手ゲームストップが27日、13億ドル規模の転換社債発行を予定していることを明らかにした。今回の資金調達は、同社のビットコイン投資戦略の一環として注目を集めている。

関連:ゲームストップ、2000億円調達でビットコイン購入へ 株価は約12%高

他にも、ユーロネクスト・パリ上場のThe Blockchain Groupが27日、財務戦略の大転換を発表。データインテリジェンス、AI、分散型技術に特化した同社は、3月26日に580ビットコインを約4,730万ユーロで取得し、欧州初のビットコイントレジャリー企業への道を切り開いた。

関連:フランス上場企業、76億円相当のビットコインを取得 他社に追随

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

イーサリアムについては、取引手数料からバーン(焼却)される数量が過去最低水準に減少しているニュースが注目を集めた。

「Etherscan」によると、3月23日における1日のバーン数量が約50ETHまで減少。イーサリアムについては、ブロックチェーン上の活動が減少していることが指摘されていた。

関連:イーサリアム、バーン数量が過去最低水準に 取引減少を指摘する声も

また、イーサリアムのコア開発者ティム・ベイコ氏が、次期アップグレード「ペクトラ」のメインネットでの実装日を2025年4月30日14:14:47(スロット11599872)と暫定的に発表したニュースも注目度が高い。この日程は次回のACDC(All Core Devs)会議でさらに確認される予定だ。

関連:イーサリアム「ペクトラ」の実装日が4月30日と仮決定、次期「フサカ」の動向は?

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額4位:XRP

XRPについてはリップル社と米証券取引委員会(SEC)の裁判の動向が関心を集めた。同社は25日、SECとの法廷闘争において、追加上訴を行わない方針を明らかにし、法廷闘争が実質的に終結を迎えることを示唆した。

リップル社の法務責任者を務めるスチュアート・アルダロティ氏はXで、1.25億ドルの罰金のうち5,000万ドルをSECが保持し、残りの金額をリップル社に返還すると発表。さらに、裁判所に対して従来の差し止め命令の解除を求める方針を明らかにした。

関連:リップル、SECへの追加上訴を撤回 4年間の法廷闘争に終止符

また、同社はアフリカの決済企業Chipper Cashとパートナーシップを締結したことを発表。仮想通貨を活用する決済ソリューション「リップルペイメント」を導入し、アフリカにおける国際送金の速さやコスト効率を向上させることが提携の目的である。

関連:リップル社、Chipper Cashと提携 アフリカの決済事業拡大へ

関連:リップル(XRP)の買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額6位:ソラナ(SOL)

ソラナに関する材料では、分散型予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)が、新たにソラナでの入金サービスを開始。これまで主にポリゴン(POL)ネットワークに対応してきた同社が、サポートするブロックチェーンを拡大する戦略的な動きを見せている。

関連:大手予測市場ポリマーケット、ソラナ入金に対応開始

また、米資産運用大手ブラックロックのファンド「BUIDL」のトークン化を担うセキュリタイズが、BUIDLがソラナのブロックチェーン上でも購入できるようになったことを発表したニュースも注目度が高かった。これでBUIDLは7つのブロックチェーンに対応したことになる。

関連:ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」、ソラナに拡大 運用資産残高は計2550億円

関連ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額870位:Ghiblification(GHIBLI)

今週は他にも、ジブリ風アートに因んだミームコインが注目を集めた。背景にあるのは、OpenAIが3月25日に発表したChatGPT-4oの画像生成機能である。

ソラナ上で発行された銘柄「Ghiblification(GHIBLI)」は、わずか十数時間で時価総額2100万ドルに達し、40,000%以上の価格上昇を記録。少なくとも20の類似トークンが、このトレンドの勢いに乗じて登場した。

関連:ジブリ風アートに因んだミームコインが高騰、 ChatGPT-4o画像生成機能のリリースで

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧