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ポルカドット(DOT)|投資情報・リアルタイム価格チャート

基礎情報

ポルカドット(DOT)とは

ポルカドットは、異なるブロックチェーンの相互運用を目指すプロジェクト。イーサリアムの共同創設者兼元CTOのギャヴィン・ウッド博士を中心に、より公平かつユーザー主権的な分散型ウェブ(Web3)の構築を目指す団体、Web3財団が開発を主導し、2020年5月にメインネットをローンチした。

ポルカドットのネットワークにおけるネイティブトークンが「DOT」。DOTはガバナンスに参加したり、ステーキングしたり、ポルカドットのネットワークに接続したりするために使用される。

価格

  • 現在価格(2025年9月12日時点):4.26ドル(約627円)
  • 年初来高値(2025年1月頃):8.0ドル(約1,180円)
  • 年初来騰落率(YTD):-35.81%
  • 過去最高値(2021年11月):55.09ドル(約8,114円)

価格動向

  • 25年2月:米国で初のポルカドット現物ETF申請へ、21Shares
  • 25年4月:米SEC、PolkadotとHederaのETF審査を6月11日まで延期 新委員長就任で加速の可能性も
  • 時価総額|関連銘柄

    ポルカドット(DOT)の時価総額は2025年9月時点で約65億ドルで、仮想通貨全体で34位、「スマートコントラクト」セクターの中では11位に位置する。同セクターで1位のイーサリアム(ETH)の時価総額は約3,820億ドル。9位はクローンチェーン(CRO):約87億ドル、10位はトンコイン(TON):約82億ドルである。

    主な出来事

    エコシステム支援組織

    Web3財団:ユーザーが自身のデータやIDを管理できるようにして、公平な分散型インターネットを提供することが目的。エコシステムでの役割は、助成金の提供や教育である。創設は2017年。

    Parity Technologies:信頼ではなく事実に基づいた関係が基盤となる世界を構築しようとしている企業。エコシステムでの主な役割は技術開発に携わることで、2015年に創設された。

    トークンアロケーション

    出典:cryptorank

    ポルカドットは2017年、2019年、2020年にトークンセールを実施。プライベートセール・プレセールでは3.6億DOT、パブリックセールでは4.9億DOTを販売した。

    トークンは財団に30%、プライベートセールに27.6%、パブリックセールに22.4%準備金に11.6%、その他に8.4%の割合で配分。また、DOTは1年に10%インフレするように設定されている。

    Total Value Locked(TVL)

    Total Value Locked(TVL)は、DeFi(分散型金融)プラットフォームやプロトコルの価値を評価するための重要な指標の一つ。2025年9月時点、リレーチェーンのポルカドットに接続するプロトコル別のTVLトップ3は以下の通り。

    1. Hydration(3億5,028万ドル):仮想通貨のスワップやレンディングなどのサービスを提供するDeFiプラットフォーム。以前は「HydraDX」という名称だった。
    2. Moonbeam(720万ドル):「ポルカドット上のイーサリアム」とも呼ばれるスマートコントラクトプラットフォーム。dApps(分散型アプリ)の開発者とユーザーのために基盤のブロックチェーンを提供している。
    3. Astar(409万ドル):日本発のパブリックブロックチェーンで、Polkadotのパラチェーンとして稼働。EVMとWasmの両方をサポートするマルチVM環境を備え、分散型アプリ開発に利用されている。以前提供されていた「Astar zkEVM」は2025年4月に終了し、現在はソニーグループの新レイヤー2「Soneium」との連携を軸にエコシステム拡大を進めている。

    出資している主なVC

    • 資金調達総額:5.1億ドル
    • 大規模な投資ラウンド:(2017年10月、プライベートセールで8,000万ドル調達。
    • 投資家:HashKey Capital、Fenbushi Capital、1confirmationなど

    ポルカドットの将来性

    ロードマップ

    ポルカドットはすでに「ポルカドット2.0」を発表済みで、主要な技術アップグレードである Async Backing、Agile Coretime、Elastic Scaling を中心に導入を進めている。これらによりトランザクション処理の並列性と柔軟性が大きく改善され、開発者が必要な計算リソースをオンデマンドで取得できるようになる仕組みだ。

    さらに、将来的には現在のリレーチェーンを後継する構造として JAM(Join-Accumulate Machine)チェーン の導入が計画されており、パラチェーンだけでなくスマートコントラクト、アクターモデル、zk-rollups等を柔軟にホスティングできるマルチドメインなサービス群 (“services”) の枠組みを持たせる設計となっている。

    期待される今後の動向

    ポルカドット2.0の導入で、これまで枠を獲得するためのオークションが必要だったプロジェクトが、必要なだけリソースを購入できるようになり、参入障壁が大幅に低下する。これにより小規模なプロジェクトの参入が増加し、エコシステムが拡大する。

    また、Cross-Consensus Message Passing (XCM) の最新版である XCM v5 の導入が進んでおり、マルチチェーン・マルチアセットのやりとりが改善される。ガバナンス/ステーキングのスマートコントラクト対応や、統一アドレスフォーマット、DOTをガス代通貨とする仕組みもロードマップに含まれており、ユーザーや開発者のUXも向上すると予想される。

    投資リスク、懸念材料

    技術の複雑性が高いため、2.0 や JAM の主要機能の実装が遅延あるいは仕様変更になるリスクがある。特に Elastic Scaling や Agile Coretime の完全運用は、過去のアップグレードで見られた通り、予想より時間を要する可能性が高い。

    また、競合が非常に多く、特に イーサリアムの Layer2、コスモス、アバランチなどが似たような機能・相互運用性を強めてきており、差別化が不十分だと市場シェアを奪われる可能性がある。

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