
アルトコインETFの判断延期に
米国証券取引委員会(SEC)はポルカドット(DOT)とへデラ(HBAR)トークンに基づく仮想通貨の現物ETFの上場・取引提案に関する判断期限を延期した。24日に発表された文書によると、当初今週末までとされていた決定期限が6月11日まで延長される。
SECはGrayscaleによるポルカドット投資信託の転換提案とCanaryによるHBAR ETFの上場申請について「提案された規則変更とそこで提起された問題を検討するための十分な時間を確保するため、より長い審査期間を設けることが適切」と説明している。同時にBitwiseのBTCとETHのバスケット型ETFに関する決定も6月10日まで延期された。
現在SECは70件に及ぶ仮想通貨ETFの申請を審査中であり、今回の延期はその一環となる。これらの延期により、機関投資家向け商品の多様化は少なくとも6月中旬まで待たれることになった。
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一方、これまでSECはXRPやSOLなどのアルトコイン銘柄ETFに対する判断を、SEC新委員長の承認待ちという理由で延期してきたが、今週22日にポール・アトキンス氏が正式に委員長職に就任したため、審査プロセスが今後加速する可能性が高まっている。
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