- ユニセフがブロックチェーンスタートアップへの出資を検討
- ユニセフが、世界中の子供たちへの支援となるようなビジョンをもつブロックチェーンスタートアップに対し、寄付型の出資を検討しています。なお、出資は金銭面に限らず、技術面でも支援が検討されています。
- 以前行われた南アフリカのブロックチェーンスタートアップへの出資
- 2016年にも、ユニセフは南アフリカのブロックチェーンスタートアップへの出資を行なっており、世界的に見てブロックチェーンへの関心は高まってきていると言えます。
国際連合児童基金(ユニセフ)は、 世界中の子供たちへの支援になるような可能性を秘めた、初期段階のブロックチェーンスタートアップへの出資を模索しています。
2018年1月16日の国際連合プログラムでは、スマートコントラクト、トークン、マイニング、データ分析を含む分野の課題解決を試みる、比較的初期段階のブロックチェーンスタートアップに対し$50,000(約550万円)から$90,000(約990万円)の寄付型の出資を行うことが発表されました。
発表内容は以下の通りです。
「私たちはスケーラビリティ及び、国際的に使用可能という点で斬新な分散型台帳技術に取り組む企業に関心を持っています」
ユニセフ・イノベーション・ファンドの発案は、非営利組織のベンチャー部門での人道的支援においてブロックチェーン技術の使用を後押しする最新の動きとなっています。
寄付型の出資以外にも、イノベーション・ファンドは、取り組みを実装し向上させるために、特定のプロジェクトに対してユニセフ・ベンチャーチームから技術的な支援を行うことも検討しています。
さらに、献身的なブロックチェーンチームへの支援に加え、スタートアップにはデータ共有プラットフォームやビジネスモデル、戦略の向上を目的としたメンター支援の提供も行われます。
以前CoinDeskでも発表されましたように、ユニセフは2016年に南アフリカのブロックチェーンスタートアップに対して技術発展を後押しするための出資を行なっています。
ユニセフのインオベーション・ベンチャー・オフィスの責任者を務めるChris Fabian氏(以下、Fabian氏)は、この動きは新たな企業の発見、出資に一役買ったと述べています。
「遠くない将来、ブロックチェーンは実用化され、いま現在中央集権で行われているタスクは、ビットコインブロックチェーンや分散型台帳技術によって代替されることになるでしょう」
とFabian氏はCoinDeskのインタビューで語っています。
UNICEF Wants to Fund Early Stage Blockchain Startups
Sujha Sundararajan, Jan 16, 2018
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