- ビットコインへの賞賛
- 6月4日に行われたMoney20/20会議で、アップルの共同創業者であるWOzniak氏は、ビットコインの非中央集権的特性を高く評価しました。
- Twitter CEOの考えを肯定
- 以前TwitterのCEOを務めたDorsey氏は、ビットコインが世界共通の単一通貨になり得ると語り、Wozniak氏もその実現を待ち望んでいることを明らかにしました。
- ビットコインとは
- 2009年に運用開始された、時価総額1位の仮想通貨。多くの取引所で基軸通貨として使用されており、オープンソースプロトコルに基づく、P2P型の決済網を持つ。
ビットコインへの賞賛
アップルの共同創業者であるSteve Wozniak氏は、6月4日にアムステルダムにて行われた「Money 20/20」ヨーロッパ会議で、ビットコインについて言及しました。
同氏は、ビットコインの発行上限や分配方法が”数学的な理論”に則って設計されていること、管理者が存在しない仮想通貨の非中央集権的特性を高く評価しています。
Wozniak氏は、ビットコインに対して以下のようにコメントしています。
「ビットコインのみが、デジタルゴールドであると言える。」
「他の仮想通貨は、ビットコインが持つ特徴を放棄しているからだ。例えば、完全な非中央集権的特性や単一組織の管理下にないという特性は、ビジネスモデルを構築する際に、最初に放棄しなければならない。」
さらに彼は、2017年10月にラスベガスにて行われたMoney20/20会議でも、このように述べています。
ビットコインは、限定的な発行量や非中央集権的な特性を持つため、発行しようとすればいくらでも発行できる米ドルや、地球上に無限にある可能性も否定できない金(ゴールド)よりも優れている、と語っています。
Twitter CEOの考えを肯定
Wozniak氏は、TwitterのCEO及び、Squareの共同創業者を務めるJack Dorsey氏(Dorsey氏)が以前語った、ビットコインの将来のビジョンについても言及しました。
2018年3月にDorsey氏は、The Timesに対し、「今後10年以内に世界共通で使用される単一通貨が台頭し、インターネット上でも同様に使用されるだろう。」と語り、その通貨がビットコインになるのではないかと考えていると明かしました。
Dorsey氏の主張に対し、Wozniak氏は、今回のMoney20/20会議で以下のようにコメントしています。
「彼の主張に同感だ。それを信じるか否かは別の話になるが、私は、そんな世界が実現すればと思っている。」
Wozniak氏は、アメリカ大統領が「革命的で重要な発明」を行なった人物に与えるアメリカ国家技術賞や、「技術的な貢献」を行った者に与えるグレース・ホッパー賞を受賞するなど、技術力に定評のある人物です。
そんなWozniak氏が、ビットコインを金や米ドルよりも優れていると語り、世界共通の単一通貨としての採用を望んでいる事実は、ビットコインがいかに革命的であるかを示していると言えるでしょう。