仮想通貨は本来、国家の干渉とは無縁な存在であるはずだが、現在、中国で最も人気のある検索エンジンBaiduの仮想通貨関連のフォーラム、ディスカッション掲示板やチャットルームへのアクセス制限、メッセンジャーアプリWeChatで中国のブロックチェーンと仮想通貨のメディアアカウントが突然禁止(停止)、124の海外仮想通貨取引所へのアクセスをブロックや仮想通貨イベントの禁止など、政府主導の非常に厳しい仮想通貨規制が行われている。
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中国人仮想通貨トレーダー、政府の規制下でも取引の抜け穴を見出す
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
Tencentが所有するメッセンジャーアプリWeChatで中国のブロックチェーンと仮想通貨のメディアアカウントが突然禁止された。中国に拠点を置く金融報道機関のLanjinerによって発見され、今回影響を受けている企業の中には、Node CapitalによってサポートされているJinseや複数のトークンファンドによってサポートされているメディアサイトDeepChainが含まれる。
本日、中国の金融規制当局の報道窓口とされている「上海証券タイムズ」は、中国の「国家フィンテックリスク対策局」が国内で利用可能となっている海外取引所を124社特定し、それらのIPアドレスを完全に封鎖する予定であると報道した。中国国内で密かに継続していた取引所へのアクセスを完全にブロックする意向だ。
しかし、中国の仮想通貨交換業者・トレーダーは政府の規制の抜け穴を見出した。
サーバー調達や法的手続きなどを国外(香港や台湾)で行うことによって、外国為替という扱いになり、法的リスクの大半を免れる事が出来るのである。
しかしながら、規制当局はこのような業者・トレーダーに対して特殊な調査を行っているとのことであり、これは中国政府に対する大きな挑戦であるという見方もできる。
参考記事:Chinese Crypto Traders Find Ways To Skirt Government Crackdown
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