はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SEC、4部署の通常業務再開を公式発表|ビットコインETFやBakktの申請状況への影響は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SECの各部署が業務再開
25日に一時的に終わった米政府閉鎖、SECはこれにて各部署の通常業務を再開すると公式で発表した。今回の政府再開は3週間に限られるため、ビットコインETFの申請を取り下げたVanEckや、現在申請中のBitwiseにどのように影響があるかは未だ不透明とされる。

SECの各部署が業務再開

35日にも及んだ米国史上最長の政府政府機関閉鎖は米25日に、トランプ大統領が暫定予算案に署名することにより、3週間という期間内で解除された。

仮想通貨業界にも大きく関わっているSEC(証券取引委員会)の各部署は米時間27日、業務再開について、公式に発表を行なった。

業務再開を発表したのは、以下4つの部署。

SECの通常業務を再開するにあたり、長官のJay Clayton氏は昨日、こう正規声明を公表し、SECの現状についてこのように言及した。

SECは現在、通常の業務に対応するスタッフの規模に復旧している。

我々の約4500の職員は各部署に戻り、各部署のリーダーたちは現在、どのように通常業務に戻っていくかという点を考えて取り掛かっているとした。

仮想通貨業界に影響は

注目は、SECが仮想通貨関連の承認を、今回業務にあたることができる3週間で行うのか?という点にある。

現段階では、米SECや通常業務への移行をどのような形で行うかという点に関しての発表に留まり、優先的に行う業務の詳細は明かされていない。

CFTCに至っては、業務の再開に関する公式発表も行われておらず、米国の連邦政府閉鎖が一時的にとかれた状況でも、未だ不透明である状況が続いている。

SECとCFTCの通常業務への影響としては、24日、最有力とされていたVanEck版のビットコインETFに関する申請は、取引所Cboeの発表により、取り下げられたことが判明。

さらに先日、仮想通貨投資企業のBitwise社はNYSEのアーカへ、現物ビットコインに準拠するETFを申請を提出したが、当時SECは閉鎖中だったため、アーカによる提出書類はSECの方に掲載されていなかったが、26日にはその申請が完了されたことが判明、CFTCが審査にあたるBakktも公開延期するなど、主に審査関連への影響がでていた。

SECによる審査の開始に関する情報は未だ開示されていないが、今回の政府の再開は暫定的で、2月15日までに新たな政府予算案を通さなければ、再び閉鎖となる可能性が高いため、VanEckもBitwiseもこれからの3週間でどのように手を打つかに注目したいところだ。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米国最長の政府閉鎖が一時停止|目先材料にビットコインETFが消えた今、Bakktや仮想通貨市場への影響は?
昨年12月22日より続いていた政府閉鎖に至っていた問題で、米トランプ大統領は米25日、政府の一部閉鎖を3週間だけ解除する暫定予算案に署名した。一部閉鎖を3週間だけ解除する米連邦政府の動向から、目先材料にビットコインETfが消えた今、Bakktのビットコイン先物申請の動向への影響を考察。
BitwiseのビットコインETF、ルール変更の申請をNYSEアーカが提出|仮想通貨市場操作への懸念に対応
デリバティブ取引所NYSEのアーカ(Arca)がBitwiseが新たに提出したビットコインETFに関していわゆる「ルール変更」の申請を提出した。SECの市場操作への懸念に対し、その影響は抑止されているという。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧