はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ウォール街で仮想通貨等の啓蒙活動を行う業界団体、規制当局との協力体制構築を目的にR3コンソーシアムへ加盟

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ウォール街のブロックチェーン団体がR3に加入
ウォール街でブロックチェーンや仮想通貨の啓蒙活動などを展開する非営利団体WSBAが世界中から300以上の金融機関が参加するR3コンソーシアムに加盟する事を発表した。R3社CEOのDavid Rutter氏は今回の提携が「規制当局と協力する戦略的アプローチを推進する」と言及している。

R3コンソーシアム、ウォール街のブロックチェーン団体が加入

米ウォール街のブロックチェーン非営利団体、Wall Street Blockchain Alliance(WSBA)は、2月5日、Cordaプラットフォーム上の新たなアプリケーションとソリューション開発を目的に、ブロックチェーンコンソーシアムR3社と提携することを発表にした。

WSBAはウォール街企業を対象に、仮想通貨やブロックチェーンの中立的な啓蒙活動を行う非営利団体で、今回の提携について同団体のCEOであるRon Quaranta氏は以下の様に言及している。

R3と提携することで、Cordaが世界中で可能にする様々なユースケースを我々の商業組合に紹介できる。業界を牽引する団体との提携は、会員全体が恩恵を受けることとなるだろう。

この様に、WSBA当局とも協力しながら、金融市場がブロックチェーン、スマートコントラクト等技術の可能性を最大限のに実現、利用できる環境をつくることを目的として活動している。

WSBAには、世界4大会計事務所の一角であるKPMGや、オープンソースのブロックチェーン技術推進コミュニティであるHyperledgerもメンバーに名を連ねている。

一方でR3は、ブロックチェーン技術を用いてグローバルな金融機関に向けた様々な問題解決方法を提供している開発企業で、「R3コンソーシアム」を主導し、そこで用いられるオープンソースの金融機関向け分散型元帳プラットフォーム「Corda」を提供、SBIとも合弁会社を進めるなど、Ripple社に並んで、ブロックチェーン決済領域で注目されている。

R3社の相次ぐ企業との提携

このR3コンソーシアムには、世界各国の中央銀行や規制機関を含む各種業界から300団体以上が参加しており、金融(シンジケートローン、貿易金融、保険)、不動産、サプライチェーン等の幅広い事業分野における分散台帳技術の活用に向けたプロジェクトを推進している。

R3は2014年にR3は2014年にDavid Rutter氏によって設立されたスタートアップ企業であるが、2019年に入ってから同社からは相次いで注目すべき提携が発表されている。

今年1月30日、SBIホールディングスはR3と合弁会社「SBI R3 Japan株式会社」設立に関する契約締結を発表した。同社は日本におけるCordaライセンス提供や導入支援、企画立案等を行い、日本でのCordaの関連事業の展開をしていく。

さらに、大手国際送金システム企業SWIFTのCEOであるGottfried Leibbrandt氏も同日、フランスの首都パリで開催された「Paris Fintech Forum」にて、自社開発の新たな決済システムGPI(グローバル・ペイメント・イノベーション)に、R3の「Corda Settler」を統合することを明かした。

また1月31日には、ブロックチェーンのコンサルティングやマーケティングのサポートを手掛けるCTIA社もR3 LLC社と開発パートナー契約を結び、最新のCordaを活かして、貿易会社向けの商業取引向けサービスの提供を発表した

今回のWSBAとR3の提携ついてR3社のCEOであるDavid Rutter氏は「金融機関を含む全ての業界がブロックチェーンの機能を最大限に活用できるように、規制当局と協力する戦略的アプローチを推進するもの」と説明している。

今後もSBIやCTIAのように、R3社と提携を結び、Corda製品によるソリューション開発や事業展開を行う企業が増えるだろう。R3社の活動からますます目が離せない。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

SBIホールディングスと米ブロックチェーン企業R3が「合弁会社」設立|日本でのCorda関連事業展開へ
SBIホールディングスとアメリカのブロックチェーン企業R3が、合弁会社の「SBI R3 Japan株式会社」設立したことを、昨日SBIホールディングスが発表した。日本でのCordaの関連事業の展開が目的だ。
国際送金システムSWIFTがR3の「Corda Settler」を統合|仮想通貨の利用やRipple社との提携についての言及も
大手国際送金システム企業SWIFTのCEOは「Paris Fintech Forum」にて、自社開発の新たな決済システムGPI(グローバル・ペイメント・イノベーション)に、米ブロックチェーンフィンテック企業R3の「Corda Settler」を統合することを明かした。Corda Settlerを利用するが、仮想通貨による決済ではない可能性も高まっている。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧