はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

14ヶ国で事業展開するラテンアメリカ金融企業、国際送金にビットコイン活用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインで国際送金
ウルグアイの金融サービス企業Bantotal社が、仮想通貨取引所Bitexとパートナーシップを結び、ビットコインを国際送金に活用することが分かった。送金の効率化だけでなく、関係国のGDP増加も狙っている。

ビットコインを国際送金に活用

ウルグアイの金融サービス企業Bantotal社は、ビットコインのブロックチェーンを導入して国際送金を円滑に実行するために、ラテンアメリカを拠点にする仮想通貨取引所Bitexとパートナーシップを結んだ。

Bantotal社は、14カ国で事業を展開し、60以上の金融機関にサービスを提供している大手企業だ。同社の担当者によれば、2000万人以上の人々がBantotal社の金融サービスを利用しているという。

Bitexのマーケティング責任者であるManuel Beaudroit氏は、「今回のパートナーシップは、銀行業にブロックチェーン技術を導入するための重要な一歩だ」と語った。Bitexは、金融機関を仲介し、各国の通貨とビットコインを交換する役割を担う。

Beaudroit氏によれば、Bitexとの協力によって、従来の国際送金に比べ、必要な費用を5分の1に減少できるという。また、「送金プロセスを可視化でき、信頼性向上に役立つ」と、ブロックチェーンの利点を説明した。

さらに送金スピードも大きく向上すると語っている。一例を挙げ、アルゼンチンとパラグアイの間で輸出業を営む企業が、Bitexの送金システムに切り替えたら、1ヶ月かかっていた支払い手続きが1週間に短縮されたと説明。実際に業務が効率化できることが証明されている。

またBeaudroit氏は、ブロックチェーン導入によって商業活動が活発になり、ラテンアメリカの国々の国内総生産(GDP)の増加につながることも期待していると語った。しかし一方で、ビットコインのブロックチェーンを活用することによって、そこに銀行が参入していくには、本人確認やマネーロンダリング対策が必要になってくるため、普及にはハードルもある。

参考資料 : CoinDesk

CoinPostの関連記事

米送金大手MoneyGram、仮想通貨XRPを使う「xRapid」の利用を開始
送金大手MoneyGramが、xRapidの利用を開始していたことを決算報告書内で明言した。企業導入後のパフォーマンスデータが採用率の向上に繋がる可能性もある。
送金大国フィリピンの銀行が独自仮想通貨を発行|ブロックチェーンを活用した銀行取引は同国初
フィリピンの銀行UnionBankが、独自のステーブルコイン(PHX)を発行した。ブロックチェーンを活用した取引を実施する銀行は同国初。出稼ぎ労働者が多いフィリピンで、送金の効率化や透明性向上を狙う。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/04 土曜日
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介
17:36
月2万円で始めるイーサリアム 35歳会社員の積立シミュレーション
月2万円のイーサリアム積立投資で5年後の資産はどうなる?35歳会社員が実際の数字でシミュレーション。頭金50万円のケースや価格変動パターン別の詳細な試算結果、始め方の3ステップまで具体的に解説します。
13:55
「ミームコインは仮想通貨への入り口として重要」=ギャラクシーデジタル考察
米仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは最新レポートで、ミームコインはもはや単なるブームではなく、仮想通貨市場への新規参入者誘致に重要な役割を果たしていると指摘した。一方、ごく少数のトークンのみが生き残り、大半は衰退するなど、ギャンブル性が高いことには注意を促した。
13:30
アーサー・ヘイズ、「フランス債務によるユーロ増刷はビットコインを上昇させる」
著名アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、フランスの債務問題によるユーロ増刷が仮想通貨ビットコイン価格を押し上げると予想した。ドイツ・日本の資本還流の可能性も指摘する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧