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リブラより規制当局が危惧すべき仮想通貨プロジェクト FINMA代表が言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リブラよりも危惧する仮想通貨プロジェクト=FINMA
スイスの規制当局FINMAの代表が、リブラ・プロジェクトよりも危惧するプロジェクトについて語った。当局としては、リブラについて前向きかつしっかりとした対応を行なっていくという。

リブラよりも危惧する仮想通貨プロジェクトとは

スイス金融市場調査局(FINMA)の代表は、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」ではなく、世界的に目立たずに開発が行われるプロジェクトこそ危惧すべき対象であるとの見解を示した。FINMAのMark Branson氏がブルームバーグによりツークで開かれたイベントにて発言した。

フェイスブックが主導で開発を行う仮想通貨リブラは、より自由な金融世界である「金融包摂」を目標に掲げて開発を進めているが、国際金融市場に影響が出る可能性があるとして、米規制当局をはじめ、世界中の政府機関や金融機関で声明が出された。

しかし、Branson氏は、金融システム上のどこか目立たないところで進められているプロジェクトの方が、厳しい監督下で進められるリブラのようなプロジェクトよりも危険性があるとみている。

議論や規制が整わないままにプロジェクトが肥大化し、収拾のつかない事態に陥った場合、こそが懸念すべき事項であり、社会に大きな混乱を巻き起こす可能性があると考えている。

一方、リブラは協会を中心として規制当局との話し合いを行なっており、銀行に課せられるような厳格なAMLに関する法律が適用されている。その目的は同プロジェクトの阻害ではなく、リスクに応じた必要なルールを適用することにあると説明した。

Branson氏は規制当局が課する規制や基準は決して譲歩することは無いと断言した上で、FINMAはリブラ・プロジェクトに対し、心を開いて対応を行っていくとの姿勢を示した。

リブラ協会はスイスのジュネーブに本拠地を構えており、直接監督を行うFINMAのトップがこのような意向を示したことは、プロジェクトの後押しになりそうだ。

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