ミレニアル世代に相続される富
ビットコイン投信GBTCを提供する米大手ファンド「グレースケール」の責任者Michael Sonnenshein氏は、今後25年間に米国で起きる”富の再分配”によって、ビットコインなど仮想通貨市場がが恩恵を受ける可能性が高いと見ている。
米国の家計(世帯)金融資産は、2018年のデータを参照すれば、98兆ドルを超えるとされる。資産とは、住宅、退職基金、普通預金口座など、経済的価値のある資源を指すものだ。
今後25年間(2045年まで)に渡って、遺産相続など約68兆ドルの富がミレニアル世代(23〜38歳)に引き継がれることになると試算されるなか、その一部がビットコイン市場に流入するとの考えを示し、ゆくゆくはメインストリームになり得るとコメントした。
ミレニアル世代に人気を博す
先週、米大手投資ブローカーCharles Schwabは新たな投資ポートフォリオを公開し、ミレニアル世代の保有株式資産ランキングにおいて、「GBTC」が5番目に位置していることが判明した。これは、人気上場企業Netflixやディズニー株よりも上だ。
さらに、今年6月にグレースケールが行なった調査によると、米国の3割の投資家がビットコイン投資を検討しており、うち43%が女性という異例のデータが明かされた。情報感度の高い、米国の同世代は、仮想通貨ビットコイン(BTC)などの新興金融市場に比較的寛容であることを示している。
参考:YahooFinance