ブラジルの明確な規制が後押し
Rippleは来年初めに、デジタル銀行を含む複数のブラジル金融機関との新規提携を発表する予定だ。送金に仮想通貨XRPを利用することも提携の協議内容にあるという。ブラジルのロイターが報じた。
なお、規制当局ともXRPの利用に関して協議を行なっている。
Rippleの責任者Luiz Antonio Sacco氏は、ブラジルへの進出において、同国の明確なデジタルバンキング規制が鍵となっていると語り、「国際送金を含め、金融取引促進のためのブラジルの銀行規制は進歩を続けているため、ビジネスチャンスは今後数年間で大きく飛躍するだろう」と説明した。
昨年10月に、大手銀行Santander Brasil(サンタンデルのブラジル支社はブラジル国内でRippleNetを使用する最初の銀行となった。その後、Bradesco銀、Rendimento銀とも提携し、RippleNetを提供している。
これらの銀行は仮想通貨XRPを利用するODL(旧xRapid)は導入していないが、Sacco氏によると、現在、リップルネット送金高の約30%はブラジルを介して行われているという。
南米市場からの需要に応じて市場展開を行うために、Rippleは今年の6月にブラジルのサンパウロに新支社を設立した。
参考:ロイター