はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX

米銀行1%の資金でビットコインは倍に、有識者が米通貨監督庁の声明について語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米銀行からの資金流入が期待される

先日、米通貨監督庁(OCC)が、米国立銀行(ナショナル・バンク)に対し、仮想通貨のカストディサービス提供を許可すると正式に発表した。対象となる「国民貯蓄銀行」に、JPモルガンチェースや、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカなどの大手銀行が含まれているため、機関投資家がついに仮想通貨サービスに参入できるきっかけとなることとして有識者や業界関係者から注目されている。

関連米通貨監督庁が声明、米国民貯蓄銀行などで仮想通貨カストディ提供可能に

そんな中、未だ1万ドル帯を下回っているビットコイン(執筆時:9600ドル台)が2万ドルに達するための要素について、デジタルアセット投資企業capriole.ioの責任者Charles Edwardsが意見を語った。

予測可能に

EdwardsはOCCの声明を受け、機関投資家からの大規模な資金流入に期待感を示した。

米国の銀行(複数)が仮にヘッジや保険、投資として1%の運用資産をビットコインに充てれば、保守的に見積もっても価格は現在の倍になるだろう。

ナスダック株の1つであるグレースケールのGBTCだけですでに流通するビットコインの2%ほど保有している。

今後のトレンドはもはや予測可能ではないか。

掲載した米商業銀行の合計運用資産額が20兆830億ドルに相当し、その1%は2008億3000万ドルになる規模。Edwardsの予測に対し、ユーザーは「価格が倍になる試算は非常に控え目だ」とコメントした。

ビットコインETFの可能性も

米銀行が仮想通貨のカストディを提供することができるのは業界にとって「ビッグニュース」と見られている。これまで米国で仮想通貨を取り扱えるのは、仮想通貨取引所や仮想通貨専門のカストディ企業だけだったが、銀行の参入によって、信頼度は大幅に向上すると期待される。

ウォール街の事情に精通するCaitlin Longが伝統銀行の参入の重要性について、仮想通貨カストディの提供にあたり、銀行ライセンスはトラストチャーターや「ビットライセンス」にも優れている。「銀行ライセンスの審査基準が最も厳格で、運用資産の規模もはるかに超えている」、と説明した。

Longは10月に開業する予定の仮想通貨銀行「Avanti」の創設者だ。

「ナショナル・バンク」として認定された大手銀行は機関投資家として巨額な資産を運用しているため、いわゆる「機関レベル」でクライアントの資産を安全に保管することが規制当局に求められている。そのため、SECに非承認され続けてきたビットコインETFにも新たな希望が訪れる可能性があると有識者に指摘されている。

SECは機関投資家向けのカストディが欠如していることを非承認の根拠としていた。仮に大手銀行がビットコインやその他の銘柄のカストディの提供を始めれば、業界のスタンダードにあり、機関投資家が安心して投資し保管に預ける突破口になり得るだろう。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
17:26
欧州最大手アムンディ、ビットコインETN市場参入を準備
欧州最大の資産運用会社アムンディ(運用資産2.3兆ユーロ)が2026年初頭にビットコインETNを発行予定。MiCA施行で規制環境が整備される中、機関投資家の暗号資産投資が本格化。米国ブラックロックのIBIT(971億ドル)に続く動きとして注目される。
17:22
ハイパーリキッド、HIP-3実装で永久先物市場の自由構築が可能に
ハイパーリキッドがHIP-3を実装し、開発者が許可なしで独自の永久先物市場を構築することを可能にする。仮想通貨HYPEを一定以上ステーキングすることなどが条件だ。
16:56
コインチェックでIEO「Fanpla(FPL)」10月21日開始 音楽事務所10社以上が協力
音楽ファンクラブ大手Fanplus協業のIEO「Fanpla(FPL)」詳細。10月21日申込開始、11月11日上場予定。700超のファンクラブと400万人基盤という既存インフラを持つ点で過去IEO案件と一線を画す。コインチェック過去実績は抽選倍率24倍・最高23倍に急騰。投資判断に必要な情報を網羅。
16:30
イオレ、仮想通貨とAI融合のスーパーアプリ「Neo Crypto Bank」の詳細を発表
イオレが暗号資産金融事業戦略を発表。2027年にWeb3.0スーパーアプリを公開し、キャッシュレス決済市場1%・年間1.2兆円を目指す。AI統合で次世代金融インフラを構築。
12:00
ソラナのリキッドステーキングの稼ぎ方|JitoSOLの仕組みと手順
ソラナのリキッドステーキングについて、仕組みから始め方まで徹底解説。JitoやMarinadeなど主要プラットフォームの始め方、年利5-7%の運用方法まで完全ガイド。
11:58
史上最大フラッシュクラッシュ後の仮想通貨市場、トランプ大統領の発言受け乱高下続く
トランプ米大統領による突然の関税発表で、仮想通貨市場は190億ドル超の強制清算という史上最大のフラッシュクラッシュを経験した。しかし週明けには114,000ドル台に回復。機関投資家の押し目買いと過剰レバレッジ解消の両面から市場を分析。イーサリアムL2 Baseのトークン発行検討など、実用化への動きも紹介。
11:18
チャイナルネッサンス、BNB財務企業の米上場を計画=報道
チャイナルネッサンスは、仮想通貨BNBの財務企業を創設するために910億円超の資金調達に向けた協議を行っていることがわかった。この財務企業は米国で上場する計画である。
10:38
「仮想通貨ETFへの流入、トランプ関税ショックの影響は軽微」=CoinShares
トランプ大統領の対中関税発言による市場急落にもかかわらず、ビットコインETFなど仮想通貨投資商品への影響は軽微で流入は週間4,830億円に達した。CoinSharesが分析する。
08:41
68億円相当のBNB、ミームコイントレーダーにエアドロップへ
BNBチェーンは、仮想通貨市場が大荒れしたことを受け68億円相当のBNBをエアドロップする計画を発表。今回はミームコイントレーダーを支援すると説明した。
10/13 月曜日
12:25
430億円規模に、バイナンスが「異例の補償」実施 トランプ・ショックに関する価格異変で
仮想通貨取引所バイナンスがトランプ関税による市場下落時の不具合で損失補償を発表した。USDe、BNSOLなどのディペッグで強制清算が発生した背景がある。
10:15
トム・リー氏「イーサリアム下落は一時的」、相場を支える3要因とは
ビットマインが市場下落時に730億円相当のイーサリアムを買い増したとみられる。トム・リー会長は3つの構造的要因が変化しない限り市場の追い風になると強気の見解を示している。
10/12 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH1万ドル到達の可能性やBNBの過去最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引の始め方|税制・手数料・リスクを徹底解説
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引を徹底解説。申告分離課税適用で税率20.315%の可能性、24時間365日取引、レバレッジ5倍など特徴を詳しく紹介。口座開設から注文方法、手数料、ファンディングコスト、リスク管理まで初心者にもわかりやすく説明します。
11:30
高値圏での日柄調整が続く可能性、半減期サイクルの節目に警戒感|bitbankアナリスト寄稿
BTC円は1900万円トライに失敗し1860万円台で推移。米政府閉鎖による指標発表延期で方向感欠く展開が続く中、10月18日に半減期サイクルの重要な節目を迎える。過去のサイクルを意識した売り圧力とETF資金流入の綱引きに注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税によるBTC暴落に高い関心
今週はメタプラネットの仮想通貨ビットコインの含み益、休眠クジラの6000億円BTC移動やトランプ関税などによるビットコイン急落、Binance JapanとPayPayの提携に関する記事が関心を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧