はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「コロナ禍で利用急増」 ロイター通信が分散型金融(DeFi)を紹介

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ロイターがDeFiを紹介

大手メディアのロイターが、26日にDeFi(分散型金融)を紹介する記事を公開した。

DeFiは最近利用が増加し、関連銘柄の価格が高騰。仮想通貨(暗号資産)業界でも取引所がDeFiトークンを上場するなどの対応を行っている。ロイターがDeFiの紹介を行う背景には、こういった現在の活況があるとみられる。DeFiに精通する大口の個人投資家はもちろん、今では機関投資家からも注目度が高まってきた。

DeFiとは

DeFi(分散型金融)とは、ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ロイターは利用者や専門家の発言を交えながら、DeFiの概要についても説明している。タイトルには「仮想通貨のレンディング」という表現を入れ、銀行などの金融機関なしに貸出が成立するのがDeFiの仕組みと紹介した。「新型コロナウイルス感染が広がる中、利用が急増した」と述べている。

コロナ禍で世界の中央銀行が金利を下げる中、その金利を求める投資家の需要が高まったと主張。DeFiにおけるローンは3月以降に7倍以上増え、37億ドル(約3920億円)に達したというデータを引用した。

DeFiを支持する人の意見としては、「DeFiは金融サービスの未来の形」と伝えた一方で、リスクも指摘。弁護士やアナリストの意見として、コードにバグがある可能性や、ハッキングを受けるリスクを挙げ、テストや規制が充分ではない現状を指摘している。

またDeFiを批判する人の意見として、DeFiの人気がバブルとなって、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)と同じ道を辿る可能性にも言及した。

関連DeFiはICOと同じ道を辿るのか 『分散型金融と規制の見通し』

DeFiで問題が起きた例としては、3月のMakerDAOにおけるオークションを挙げている。MakerDAOは、ユーザーがイーサリアム(ETH)等を担保資産としてロックすることによって、ステーブルコインDaiを発行することができるプラットフォーム。

3月の仮想通貨市場の暴落時に損失を被り、MakerDAOのプロトコルに潜むリスクについて正確な説明を受けなかったと述べ、Maker財団とその関連組織に対し訴訟を起こすと主張する投資家も現れた。

関連「MakerDAO」で損失を被った投資家、財団ら相手に集団訴訟

ロイターは近いうちにDeFiユーザーが、「保険」という従来の業界に保護を求めると述べ、スマートコントラクトの問題を対象に保険を提供するロンドンの企業を紹介。

記事は、「規制が整備されるまでは、コードに依存するリスクの方が報酬よりも重要だ」という反対派の意見を紹介。ブロックチェーン決済企業従業員の「コードは法律ではない」という言葉で結んだ。

参考資料 : ロイター

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
17:21
Base Appとは?コインベースのWeb3アプリの使い方を徹底解説
CoinbaseのBase Appの特徴、始め方、エアドロップの可能性を詳しく解説。Web3スーパーアプリとして進化するBase Appで、ソーシャル・決済・DeFi機能を一つのアプリで体験。国内取引所からの送金方法も完全ガイド。
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧