はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米政府、1000億円相当のビットコインを押収

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

シルクロード関連のビットコインを押収

米政府が、ダークウェブ「シルクロード」に関係するアドレスが所有する10億ドル相当(約1000億円)のビットコイン(BTC)を押収したことが分かった。

米政府はすでにアドレスの所有者を特定しており、BTCの押収に同意させている。BTCがハードフォークして新通貨が生まれたことによって入手した同量のビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)、ビットコインゴールド(BTG)も押収され、米政府の歴史上、最も大規模な仮想通貨の押収となった。

対象のBTCは、今週移動したことが確認されている。BTC保有量のランキングで4位だった大口アドレスから、6万9369BTCが移動した大口送金だ。送金記録によれば、このアドレスからの出金は5年半以上行われていなかったという。

当時、送金先アドレスは「unknown」で不明となっていたが、ブロックチェーン分析企業のCipherTraceによって、送金元がシルクロード関連のアドレスであることが判明していた。

関連:1000億円相当のビットコインが移動

裁判所の文書によると、このアドレス所有者はハッカーのもので、シルクロードをハッキングすることによってBTCを盗んでいた。シルクロードの創設者Ross Ulbricht氏は過去にハッカーを特定し、盗まれたBTCを返還するように求めていたが、ハッカーは返すことも、BTCを使うこともしなかったという。

ブロックチェーン分析企業Chainalysisらの捜査によって、今回の巨額規模の不正取得資金の押収に繋がった。

今回のニュースについて、マーケットへの影響は以下の記事で解説しています。

ビットコイン高騰で160万円上回る──1000億円のBTC押収はどう読む?
ビットコインが7日、急騰。米ドル建でも心理的節目に当たる15,000ドル台を記録後も続伸し、日本円建160万円台に乗った。過去最高値も視野に入る勢いだ。

シルクロードについて

薬物の売買などが行われていたダークウェブ「シルクロード」は、2011年に開設され、2013年に当局によって閉鎖された。創設者Ulbricht氏はすでに逮捕されている。

BTCはシルクロードにおける売買の決済に利用されており、過去に押収された分は米連邦保安官局によってオークションにかけられている。

2014年にはシルクロードから押収した計3万BTCを、シリコンバレーの著名投資家Tim Draperが買い取った。買取金額は1900万ドル(約20億円)だったため、現在まで保有していれば474億円超になっている計算だ。

また、今年4月には終身刑で服役中のUlbricht氏が、ブログでBTCの相場を予想したことも話題になっている。

関連:ビットコイン、次の大幅下落が「買いの好機」=シルクロード元運営者

参考:UNITED STATES DISTRICT COURT

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧