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「ビットコイン売却せずに日本円で収益」仮想通貨レンディング国内大手Cygnos、日本円支払いサービス開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界初のサービス

暗号資産(仮想通貨)レンディング国内最大手の株式会社Cygnosは16日、仮想通貨レンディングの毎月の貸借料を日本円で支払う(銀行口座への振り込み)サービスを開始した。

通常、仮想通貨レンディングは顧客が預けたビットコイン(BTC)などの仮想通貨に対し、該当する仮想通貨で利息を払うものであるが、日本円で支払われるサービスは世界初だ。

サービス概要

同社は今回のサービスについて以下のように概要を説明している。

証券市場における貸株と同様の仕組みです。 当社がお客様から仮想通貨を借り入れ、機関投資家にのみ仮想通貨を貸し出します。

当社は、経営陣の仮想通貨取引所、また、伝統金融機関での経験と知見を活かした、与信管理や担保受入等の総合的なリスク対策を実施し、機関投資家を厳選しています。

同社が顧客から預かった仮想通貨を厳選した機関投資家に貸し出し、預けた量に応じた日本円が毎月顧客の銀行口座に振り込まれるというものだ。この機能により、顧客が保有する仮想通貨を売却せずとも日本円で収益を得ることが可能であると説明されている。

Cygnosでは現状、預かった仮想通貨の利息を年率3%としている。例えば、ビットコインの価格を600万円とした場合、1BTC預けると毎月1万5,000円が入金される計算となる。

現状では5,000万円相当額以上の預け入れをした顧客のみが対象となっているが、4月からは少額での利用も可能となる見込みだ。

グローバル展開も進行

同社は3月5日から英語対応と韓国、台湾への展開を開始している。

このグローバル展開の背景について「アジアで最も信頼される仮想通貨レンディングのプラットフォームとなることを掲げ、創業時点から英語を公用語とし、事業展開を行ってきた」と説明しており、サービス開始から半年が経ち、社内体制が整ったことから海外進出に打って出たとしている。

関連:仮想通貨レンディングサービス最大手のCygnos(シグノス)が、英語対応と韓国・台湾へのグローバル展開をスタート

他社のレンディングサービス

市場の活況に伴い、様々な企業がレンディングサービスに乗り出している。

株式会社HashHubは1月より、21年初夏に公開予定のHashHubレンディングの先行利用ユーザーの募集を開始した。

HashHubレンディングにおける年率はBTCが6%、ETHが6%、DAIが10%と、かなり高い設定となっている。同社は「国内最高」の「魅力的な年率」で資産運用ができると強調しており、今後追加の機能が実装されることも示唆している。

関連:年率国内最高水準のHashHubレンディング、暗号資産貸出サービスの先行利用ユーザーを募集開始

同じく1月、仮想通貨取引所運営や決済サービス提供で知られているCrypto.comが、自身の取引所で仮想通貨のレンディング(貸付)サービスをリリース。

ユーザーはビットコイン、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、およびCrypto.comのネイティブトークンCROを担保に、USDCおよびUSDTを借りることができる。金融機関の審査および承認が必要な従来の貸付サービスと異なり、担保を預け入れると即座に、担保額に応じた資金の受け取りが可能であることが特徴だ。今後、利用できる仮想通貨の種類を増やしていく予定だという。

関連:Crypto.com、仮想通貨レンディングサービスをリリース

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