はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アルトコイン市場は調整安、ボリンジャーバンド考案者は過熱気味の相場に警戒感

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場と金融マーケット

25日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比-1.5%の530万円(48,152ドル)と下落した。

足元の過熱感の反動から、5万ドルの心理的節目で売り圧力が強まっている。ビットコイン反落に伴い、直近高騰していたアルト市場では売りが先行した。

出典:Messari

前日比では、BTCの-1.5%に対しXRP(リップル)が-5.47%、ポルカドット(DOT)が-4.87%と反動安が顕著に。それでも週間騰落率では大幅プラスの銘柄が多く、相場のモメンタムは依然上向きだ。

24日夜には、米マイクロストラテジーが、ビットコイン約4000BTC(1.8億ドル相当)を買い増したことがわかった。

最も多くのビットコインを保有する企業であるマイクロストラテジー社の平均取得価格は26,769ドル。

関連:米マイクロストラテジー、2ヶ月ぶりにビットコイン買い増し

相場に警戒感も

ボリンジャー・キャピタル・マネージメント創立者のジョン・A・ボリンジャー氏は、25日0:46のTwitter投稿で、ビットコイン価格に対して「注意すべき局面であり、利益確定かヘッジが必要になるかもしれない。」と警鐘を鳴らした。

同氏が考案した「ボリンジャーバンド」は、統計学の概念を応用することで移動平均線と標準偏差を組み合わせた有名なテクニカル指標として知られる。

レンジブレイクでトレンド転換していることから、今回も上昇過程の一時的な調整局面だと楽観視する向きがある。

その一方、InTheMoneyStocks.comのチーフマーケットストラテジストであるGarethSoloway氏は、今年2〜5月までに形成した三尊ネックラインで弾き返された場合、最終的に18,000〜20,000ドルまで下落する悲観シナリオが起こり得ると指摘した。

BTC/USDチャート

オンチェーンデータ考察

データ分析企業Glassnodeが23日に掲載した週次レポートにて、引き続き仮想通貨取引所へのBTC純流入が見られた。

「Bitcoin:Net Transfer Volume from/to Exchanges(7d EMA)」は、仮想通貨取引所からの流入・流出の割合を推し量る指標。ここ数ヶ月では、売り抜け期間を経て、アウトフロー超過の買い集め期間へと回帰したことを示していたが、直近では利益確定売りと思われる適度なインフローも確認された。

出典:Glassnode

また、ビットコイン総供給量の84%が3か月間移動しておらず、短期ホルダーの減少と中・長期ホルダーの増加傾向を示した。米投資運用会社ARKInvestのYassine Elmandjra(@yassineARK)氏が指摘した。

半年〜1年間保有されたビットコイン数は、直近4ヶ月の間で140万BTCから2.28倍の320万BTCまで増加した。約3年ぶりの仮想通貨バブルが訪れた2021年初めに購入し、そのままストロングホールドを決断した投資家動向を裏付けている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/09 火曜日
17:40
リミックスポイント、エネルギー事業の中期経営計画を発表 3年で営業利益3.7倍目指す
リミックスポイントが2027-2029年度の中期経営計画を発表。エネルギー・蓄電事業で売上高692億円、営業利益91億円を目指す。日本蓄電池と提携し系統用蓄電所7カ所を共同運営。同社は242億円超の仮想通貨も保有し、多角的な事業展開を推進。
15:52
補正予算の国会質疑で仮想通貨税制が議題に 国民民主党が質問、高市首相は「与党税調で検討中」と答弁
補正予算の国会質疑で暗号資産(仮想通貨)税制が議題に。国民民主党は雑所得として最高税率55%が適用される現行制度を見直し、分離課税化を要求。高市首相は税制改正大綱に基づき与党税調で検討を進めていると答弁した。
13:35
米XRP現物ETF、全期間で純流入を記録 約1459億円に到達
米XRP現物ETFが上場以来全期間で純流入を記録し、約1,459億円に到達。仮想通貨ETF史上2番目の速さで8億ドルを突破し、機関投資家の継続的な買いが続いている
13:20
カナダ税務当局、仮想通貨利用者の4割が未申告と推定
カナダ歳入庁が過去3年間で仮想通貨関連監査により1億カナダドル以上を徴収したが、2020年以降刑事告発は行われていない。同庁は仮想通貨プラットフォーム利用者の40%が未申告または高リスクだと推定している。
12:50
『ガス先物市場』、ヴィタリックがイーサリアム手数料を安定させるアイデアを披露
仮想通貨イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がガス代先物市場を提案した。将来の手数料をヘッジ可能にする構想であり、コミュニティ内で議論が活発化している。
11:45
米大手銀行CEO、上院議員と仮想通貨市場構造法案を協議予定 ステーブルコインの利息付与に反対表明へ=報道
バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴのCEOが9日、上院議員と会談し仮想通貨市場法案を協議する。銀行側はステーブルコインへの利息付与に反対し、仮想通貨分野での競争能力確保を求める姿勢だ。
11:23
テザーのUSDT、アブダビで「法定通貨参照トークン」認定範囲が拡大 9チェーン追加
テザーのUSDT、アブダビで法定通貨参照トークンの認定範囲を拡大。新たに9つのブロックチェーンで規制業務が可能に。USDC、USD1、RLUSDも承認済み。UAEがステーブルコイン規制拠点として台頭。
10:22
マイケル・セイラー氏、国家主導のビットコイン銀行システムを提案
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアブダビで、ビットコイン担保型の高利回りデジタル銀行システムを各国政府に提案。20兆〜50兆ドルの資本流入を見込むが、価格変動性への懸念も。中東の全政府系ファンドと会談を実施。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、最大約47億円規模の自社株買い実施へ
仮想通貨ハイパーリキッドの財務企業ハイパーリキッド・ストラテジーズは、最大約47億円規模の自社株買いを実施すると発表。延期や中止の可能性もあるが最大で12カ月間実施する計画である。
09:40
アルゼンチン中銀、民間銀行による仮想通貨取引の解禁を検討か=報道
ビットコイン支持のミレイ政権下で、アルゼンチン中央銀行が民間銀行による仮想通貨取引サービスの許可を検討中だと伝えられる。実現すれば普及が促進される可能性もある。
09:35
UAE初、イスラム系銀行ルヤがビットコイン投資サービスを開始
UAE拠点のイスラム銀行ルヤが8日、仮想通貨インフラプロバイダーのフューズと提携し、モバイルアプリを通じてビットコイン投資サービスを開始した。イスラム系銀行として初めて顧客にBTCの売買を可能にする。
08:15
PLUMEとJUPITERがコインベースに新規上場、機関投資家向けアクセスも提供
米コインベースが12月9日にプルームとジュピターの現物取引を開始する。RWAトークン化のプルームとソラナ系DEXアグリゲーターのジュピターが新規上場し、機関投資家向けアクセスも利用可能になる。
07:55
SECがOndoへの捜査を訴追なしで終了、トークン化証券のハードルをクリア
トークン化プラットフォームのオンド・ファイナンスが、バイデン政権下で開始されたSECの捜査が訴追なしで終了したと発表した。トークン化証券が米国資本市場の中核となる時期が到来したと同社は期待。
07:15
仮想通貨投資商品、先週は1110億円超の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、デジタル資産投資商品全体の先週の資金フローは約1,116億円の純流入だったと報告。ビットコイン、XRP、チェーンリンクの投資商品の需要が高かった。
07:02
ビットコイン担保をデリバティブ市場で使用、米CFTCがトークン化パイロットプログラムを開始
米CFTCがビットコイン、イーサリアム、USDCなどのデジタル資産をデリバティブ市場で担保として使用するパイロットプログラムを開始した。トークン化担保に関する新たなガイダンスも発行している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧