はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「日本は仮想通貨イノベーションの重要な市場」量子耐性のL1ブロックチェーン「Diamante」創設者に独自インタビュー

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Diamanteの優れた技術性

8月に開催されたグローバルWeb3カンファレンス「WebX」に出展し、大きな存在感を示したDiamante Blockchainの創設者兼最高執行責任者(COO)であるChirag Jetani氏が、株式会社 CoinPostの独自インタビューに応じた。

Chirag Jetani氏

Diamanteは、量子耐性のあるハイブリッドL1ブロックチェーンで、「ソラナのスピード、イーサリアムのユーティリティ、ビットコインのセキュリティを組み合わせたプラットフォーム」。「すべてのブロックチェーンの中のブロックチェーン」を構築することで、ブロックチェーン領域に革命を起こすことを目指していると、Jetani氏は強調する。

関連仮想通貨の暗号技術への影響は? グーグル 量子チップ「Willow」を発表

Diamanteの使命は、スケーラブルで安全かつアクセスしやすいブロックチェーン・エコシステムの提供を通して、開発者や機関、そして個人に力を与え、デジタル経済を民主化することだという。

Diamanteネットワークは、dPoS、PoH、aBFTの3層コンセンサス・メカニズムに基づいて構築されており、高い安全性を保ちつつ、チェーン間の互換性とパフォーマンスを最大限に高める。

Jetani氏によると、Diamanteでは、1秒あたり最大10万件のトランザクション処理が可能で、決済プラットフォームやDeFiレンディングからゲームやAI駆動型の分散型アプリまで、さまざまなユースケースをサポートしている。

日本市場の立ち位置

Jetani氏は、ブロックチェーンの導入とイノベーションにおいて、日本がリーダー的な役割を果たしていることから、日本をDiamanteにとっての重要市場と位置付けている。

WebX 2024にブースを出展したが、参加者からの反響が大変大きく、日本におけるブロックチェーン技術への熱意を実感したことから、日本市場に専念する担当者を配置することにしたという。

今後の日本での活動としては以下を予定している。

  • 日本の開発者や企業との提携
  • 主要なブロックチェーンイベントへの定期的な参加と協賛
  • 日本ユーザー向けのdAppsの成長を促進するための開発者インセンティブの導入

Jetani氏は、東南アジアがブロックチェーン・イノベーションのハブとして急成長していると指摘。日本を、同地域におけるDiamanteの広範な計画の中心的存在とみなしているとまとめた。

日本でのパートナシップ構築

Diamanteは、世界中で、L1ブロックチェーン上でさまざまな業態の開発を行う150社以上とパートナーネットワークを構築してきたとJetani氏は語る。

日本では、ゲーム、DeFiレンディング、金融サービスなど、ブロックチェーンの採用が急速に加速している主要業種の現地企業とのコラボレーション構築に重点を置いているという。

また、プラットフォーム間の統合と相互運用性を促進するため、日本の技術プロバイダーやブロックチェーン協会との協議を行っているところだ。

Jetani氏は、Diamanteが成功するプロジェクトに求められるスピード、セキュリティ、スケーラビリティを提供できると自信を見せている。

適切なパートナーとのコラボレーションによる相乗効果で、同社の日本での存在感を高め、日本におけるブロックチェーン・イノベーションの推進役となることを目指していると、同氏は強調した。

関連仮想通貨を種類別に解説|アルトコイン、ミームコインまでわかりやすく

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/01 月曜日
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
DeFiで株式市場はどう変わる? Progmat齊藤達哉氏が語るオンチェーン金融の未来|独占インタビュー【後編】
Progmat齊藤達哉氏インタビュー後編。議決権付きトークン化株式で日本が世界初となる理由、2028年施行を目指すトークン化法のロードマップ、DeFi・AIエージェントを見据えた将来ビジョンを聞いた。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのビットコイン採掘成功に高い関心
今週は、個人マイナーのビットコイン採掘成功、JPモルガンによる仮想通貨業界関係者の口座の連続閉鎖、アップビットの約48億円の不正流出に関する記事が関心を集めた。
11/29 土曜日
13:50
米賭けサイトカルシ、無免許スポーツ賭博運営で提訴
ブルームバーグによると米賭け市場のカルシが無免許でスポーツ賭博を運営し、マーケットメイキング手法について顧客を誤解させたとして集団訴訟を起こされた。共同創設者は主張を否定。
13:10
ブラックロック、債券ファンドでビットコインETF「IBIT」を買い増し
ブラックロックが7~9月期に債券ファンドで自社ビットコインETF「IBIT」を買い増していた。9月末時点で1.5億ドル相当を保有。ビットコイン現物ETFへの流入はここ数日復活傾向だ。
12:03
仮想通貨のバイバックとは?2025年注目の6銘柄を解説
2025年、仮想通貨業界で総額14億ドル規模に達したバイバック。ハイパーリキッド(HYPE)やパンプファン(PUMP)など、実際にバイバックを実施している6銘柄を徹底解説。株式の自社株買いとの違いや投資リスクもわかりやすく紹介します。
12:00
24時間・1円から取引可能に Progmat齊藤達哉氏が語る「トークン化株式」の全貌|独占インタビュー【前編】
Progmat代表・齊藤達哉氏に独占取材。1円単位・24時間取引可能な「トークン化株式」の仕組みと、議決権や優待も得られる投資家メリット、リアルタイム株主把握など発行企業メリットを聞いた。
11:30
アーサー・ヘイズがビットコイン年末25万ドル予測維持、流動性底打ちと量的引き締め終了を根拠に
ビットメックス共同創設者アーサー・ヘイズ氏が11月27日、ビットコインの年末25万ドル到達予測を堅持した。先週の8万600ドルを底値とみており、米ドル流動性の底打ちと量的引き締め終了が上昇を牽引すると分析。
11:00
税率10〜45%の差、アフリカ5カ国の仮想通貨課税の現状を探る
サハラ以南アフリカで年間30兆円超のオンチェーン取引が発生する中、各国が独自の仮想通貨税制を整備。南アフリカの18〜45%累進課税、ナイジェリアの15%一律課税、ケニアの10%物品税など、主要5カ国の税制アプローチを詳細解説。日本の税制改革案(55%→20%)との比較から見える、成長と規制のバランスとは。
10:10
IMF、資産トークン化のリスクを指摘 「フラッシュクラッシュ」の可能性を警告
国際通貨基金が資産トークン化のメリットとリスクを解説。自動取引による「フラッシュクラッシュ」の可能性や断片化の問題を指摘した。米SECなどの当局も規制を協議中だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧