- 南アフリカ中央銀行が仮想通貨の従来の金融制度への影響を踏まえ、法的取締りの必要性に言及
- 南アフリカ中央銀行(SARB)は、仮想通貨は従来の金融制度に甚大な影響を与えると考え、仮想通貨に対する包括的な法的取締りの必要性に言及した。仮想通貨に関わる収入への課税も計画されている。
南アフリカ中央銀行、仮想通貨取引に対する法的取締へ踏み出す
南アフリカ中央銀行(SARB)は、仮想通貨は従来の金融制度に甚大な影響を与えると考え、仮想通貨に対する包括的な法的取締りの必要性に言及する諮問書を発表した。
2014年にSARBは国民に向けて、資金洗浄やテロリズムへの資金供給に仮想通貨が悪用される可能性があと警告しつつも、仮想通貨に対する監督、管理、規制は一切行わない体制を取る方針を発表していた。
現在、6割の南アフリカ人口は仮想通貨を認識しておらず、国内での仮想通貨に関する取引は、リスク管理も含め、全てユーザー側の判断に委ねられている。
諮問書でSARBは以下の様に報告した
仮想通貨及びトークンは従来の金融制度に甚大な影響を与える。取引に関する法的方針や規制の確立が求められている。
また、他国の規制方針に関しては、仮想通貨市場に充分に対応出来ていない、と厳しい見解を示した。
SARBは、主に投資家を守るために、仮想通貨ウォレットや取引所の事業の国家機関への登録を義務化する議定書を2019年第1四半期中に発表する予定である。
また、南アフリカ政府は仮想通貨に関わる収入への課税も計画しており、規制の後押しとなっている。
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