- 中・長期の上昇に確信
- 米投資アナリストのトム・リー氏は、ビットコイン10,000ドル復帰は時間の問題だとし、突破することが出来れば、5ヶ月以内に40,000ドル到達の可能性も高いと予想した。
中・長期の上昇に確信
米国の投資ファンドFundstrat社の創設者で投資アナリストのトム・リー氏が、ビットコインについて、現在8,000ドルを下回りつつも、十分な勢いを付けることさえすれば近い将来もっと高くなると、積極的な分析を示した。
BinanceのCFOを務めるWei Zhou氏とのインタビューの中で、リー氏は強気のシナリオを展開した。
両氏は、ビットコインが10,000ドルの水準まで復活した後は「猛烈な勢いで」(“fast and furious” )20,000ドルに達し、そこから後は月にも到達するかの勢いを持続するという点で意見の一致をみた。
FOMO(取り残される状態を避けようとする感情)のポイントである10,000ドル(110万円)を突破すれば、前例からも相場は200%から400%に上昇するという。リー氏は「ビットコイン価格が10,000ドル(110万円)を突破した後は、5ヶ月以内に40,000ドルに達する可能性が非常に高い」と予想した。
過去の相場
ビットコインが10,000ドル台へと復活するのは時間の問題だと誰もが予想する。 といってもビットコイン8000ドル程度は決して低い数字ではない。リー氏は一連の過去の統計に言及しつつ「この相場でビットコインを所有して損した人はほとんどいないレベルである」と述べた。
ビットコインの10年弱の歴史の中で10,000ドルを超えたのはわずか3%程度の期間(87日)であり、次にキーとなるこの閾値10,000ドルを超えれば、機関投資家が買いに殺到するだろう、と予想している。
「どの機関投資家も10,000ドルで、史上最高値まで復活すると気付くだろう。つまり2倍だ。2倍になるものなんてめったいにない。だからビットコインが$10,000ドルに達すれば、FOMO買いが殺到するはずだ。」
昨年ビットコインの価格がその値の80%以上下落したとき、多くの機関投資家は暗号通貨に背を向けた。もし株があそこまで大きく下落すれば、回復の見込みはほとんどない。そのことを考慮すれば無理もない。しかし彼らが見過ごしていたのは、ビットコインが株式と違い独自の土俵に立っていることである、とリー氏は語る。
「結局のところ、ウォール街の投資家たちは資産クラスが既知のもので、優位性があると思えば投資する。また適切な転換点さえ来れば、それがブロックチェーンか暗号通貨市場のサイズであろうが、『まあ、何が起こっているのか正確にはわからないけれども気にしない。金さえ儲かるなら投資しよう』となる」
過去にも同氏は「BTC価格が4500ドル(49万円)を突破した後にビットコイン人気が急上昇した2017年夏頃のような過熱ぶりは、BTC価格が10,000ドルに到達した場合に再び見られる」と予想しており、その見解に変わりはないようである。
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